盛岡タイムス Web News 2012年 2月 23日 (木)

       

■ J−VER5トンを購入 東北銀行が三田農林から

     
  オフセット・クレジット(J−VER)売買締結する浅沼新東北銀行頭取(左)と三田林太郎三田農林社長  
  オフセット・クレジット(J−VER)売買締結する浅沼新東北銀行頭取(左)と三田林太郎三田農林社長  
  東北銀行(浅沼新頭取)と三田農林(三田林太郎社長)のオフセット・クレジット(J−VER)売買締結調印式が22日、同行で行われた。浅沼頭取、三田社長らが出席。同行が同社発行のJ−VER5dを購入する契約を交わした。クレジットの締結は民間企業間では県内第1号になる。

  J−VERは直接削減不可のCO2排出分を植林や間伐などで相殺するカーボンオフセット(温室効果ガス排出の埋め合わせ)を活用するために発行されるクレジット。事務所のCO2排出分をカーボンオフセットすることなどが可能となる。

  同社は、自社所有山林の適切な間伐で残存木の成長を促し、温室効果ガス吸収力を高める間伐材促進型プロジェクトで環境省のJ−VERを取得。地域の森林環境保全、地球温暖化防止などに貢献している。

  同行は、中期経営計画で環境ビジネスの積極支援を掲げ「とうぎん環境ファンド」の設立、国内クレジット制度の活用などを推進している。「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)」に署名し、地域金融機関として環境負荷の軽減に取り組み、環境保全の分野でも地域社会への貢献に取り組んでいる。

  同行では今回購入したクレジットで日々の営業活動や地域イベントでカーボンオフセットを行使し、温室効果ガスの地産地消を目指す。

  浅沼頭取は、日本の森を守る地方銀行有志の会の幹事。「日本の森、岩手の森を守るためにさまざまな活動をしている。紫波町の城山公園では『とうぎんの森』造りにも取り組んでいる。森を管理することは極めて重要。今回、民間同志では県内初の売買締結。これが契機になり、県内各地に広がることを期待したい」と話した。

  三田社長は「今回の大震災で、ときには経済より自然が上にあることを学んだ。自然の気候が安定しなければ生活が難しいことも。今回の締結はCO2全体を減らすことと、地域経済の活性化が目的。森林を預かる会社として今後も森の管理に力を注ぎながら、木材住宅の供給に努めたい」と話していた。


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