盛岡タイムス Web News 2012年 2月 27日 (月)

       

■ 岩手晴和病院改築へ 6階建ての新築病棟、10月完成

     
  工事中の岩手晴和病院  
 
工事中の岩手晴和病院
 

 盛岡市手代森の智徳会岩手晴和病院(智田文徳理事長)は、現在地に病院のリニューアルを目指して工事に着手している。完成は10月の予定。「すべての人がいきいきと自分らしく生きていける地域社会づくり」という理念を実現するため、設立40周年を契機に、より地域に開かれた病院を目指す。完成後は病院名を改称し新たなスタートを切る。3月31日まで新病院名を公募している。

  同病院は1973年、北東北最大規模の精神科専門病院として設立された。精神科・内科の専門病院として地域社会の医療向上に尽力。この間、7棟440床を抱え、外来診療に従事しながら24時間体制の訪問看護ステーション、グループホームの運営、専門職のバックアップ体制の構築、岩手医大附属病院、盛岡赤十字病院などとの連携による身体合併症への対応などにも取り組んできた。

  軽石強事務局長は「精神病は既に国民の5大疾病に数えられている。社会の急激な変化や惨事などのストレスから心の痛みを持つ人が増えている。最近は20代以下の若い人も増えた。うつ病も多い。精神病を患う人を暗いイメージで見る時代ではもうない。当病院では時代の流れを踏まえ、暗いイメージをふっ拭したい。岩手の地に理想の精神科医療を思い描いており、さらに地域に開かれた病院として進化するため、40周年を契機に大リニューアルに踏み切った」と話す。

  7棟の病棟のうち4棟を新築6階建てに全面的に建て替える。3棟はリニューアルする。延べ床面積は約1万100平方bになり既存面積の1・5倍の広さとなる。

  新病棟には、外来と多目的ホール、喫茶室、相談室などを配置。

  中・上層階には認知症治療病棟、精神科急性期治療病棟や個室を増やしたストレスケアなどの思春期治療病棟などが入る。

     
  10月完成予定の岩手晴和病院新棟  
 
10月完成予定の岩手晴和病院新棟
 


  「機能を重視した病棟とした。各階に食堂やデイルームを設置する。ピアノも設置し音楽療法にも力を入れる。ベッド数は402床ほどに減る。社会に復帰できるような支援体制と復帰後のフォローにもより力を入れる。外来患者の対応に一層力を入れる」と言う。

  病院名の公募も始まっている。「地域に開かれ信頼される病院となるための第一歩の取り組み。公募で病院名が決まるのは極めてまれなケースでは。病院関係者では出てこない病院名もあり驚いている。ぜひ、多くの市民から名前を寄せてもらいたい」と話す。

  新病院名応募先は、はがき(郵便番号020−0401、盛岡市手代森9の70の1、岩手晴和病院病院名募集係)、メールでも受け付ける。ネーミングは簡単な説明を付記すること。郵便番号、住所、氏名、職場名(学校名)、電話番号を明記する。応募点数制限なし。はがき1枚、メール1通に1点。最優秀賞(1点)は5万円と盛岡リンゴ1箱、優秀賞(2点)は3万円と同リンゴ1箱。締め切りは3月31日(当日消印有効)。4月下旬、入賞者に直接通知する。岩手晴和病院のホームページに掲載する。

  問い合わせは岩手晴和病院病院名募集係(電話696−2055)まで。


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