盛岡タイムス Web News 2012年 2月 29日 (水)

       

■ 地デジ完全移行へ1カ月 チューナーの売れ行きに伸び

     
  地デジ用のチューナーを販売する盛岡市内の電気店の店頭  
  地デジ用のチューナーを販売する盛岡市内の電気店の店頭  

 3月31日の岩手、宮城、福島の3県の地上デジタル放送への完全移行まで、1カ月となった。テレビのアナログ放送は同日正午で終了し、4月1日からデジタルテレビで視聴する。盛岡市内の家電店では、地デジ対応のチューナーの売れ行きが伸びており、テレビと併せて3月の駆け込み需要に備える。本県の地デジ普及率は一時全国最下位レベルだったが、現在はほぼ完了したとみられる。29日は盛岡市で、地デジ移行1カ月前の集いが行われる。

  全国の地デジへの完全移行は昨年7月だったが、東日本大震災の被災3県では、今年度末まで延期されていた。アナログ放送は3月31日正午で終わり、午後から「アナログ放送の番組は2012年3月31日に終了しました」とテロップの画面が出て、午前0時までに完全に映らなくなる。

  県内の地デジの浸透率について、デジサポ岩手の太田谷夫センター長は「98、9%はいっているのではないか。統計を取っていないので分からないが、ほとんど改修済みだと思う」と話し、テレビの普及や共聴施設の整備に努めてきた。 

  デジタルテレビを買わない人のため、現在のアナログテレビにチューナーを取り付ける方法がある。デジサポ岩手は2月13日から一般にチューナーを貸し出している。既にデジタルテレビを設置した家庭でも、ほかにアナログテレビがあって活用したい場合は貸し出す。盛岡市役所に開設した相談コーナーなどで受け付けている。

  盛岡市内の家電店では、店頭に地デジ完全移行を知らせるポスターを貼り、売り場にチューナーを山積みしていた。盛岡市三本柳のケーズデンキ盛岡南店の千葉勝美副店長は、「テレビもチューナーも品薄になることが考えられ、3月まで注意して売らねばならない物も出てきている」と話し、駆け込み需要に備えて在庫管理する。チューナーは年配客を中心に、5千円台から1万3千円台の製品に需要がある。

  テレビは1台目のデジタル化を終え、2台目のデジタル化に入っている家庭が多いという。千葉副店長は「今のところは小型タイプが売れ、2台目、3台目の駆け込み需要が多くなっている」と話した。県電機商業組合の主浜堯理事長は「今はチューナーの駆け込み需要で、アンテナ工事に動いているところが多い」と話し、町の電気店も忙しい。

  県政策地域部地域振興室の平野晃地域情報化担当課長は、県内の地デジ化について、「数値はないがほぼ終わりに近づいている。総務省は3県は重点的に取り組んだ。岩手は最下位に近いことがあったが、県、市町村、デジサポの呼びかけで100%に近づいた。どうしても映らないところは衛星放送でカバーする」と話し、最後の啓発に力を入れる。29日は盛岡市盛岡駅西通のアイーナで、デジタル放送推進協議会による1カ月前イベント「岩手のチカラ テレビのチカラ」が開かれる。


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