盛岡タイムス Web News 2013年  7月  4日 (木)

       

■  参院選きょう公示 最多6人による激戦へ 岩手選挙区 全国有数の注目区に

     
  3日夜に開かれた盛岡市内の公開討論会に登壇する岩手選挙区の候補者  
  3日夜に開かれた盛岡市内の公開討論会に登壇する岩手選挙区の候補者
 


  第23回参議院議員通常選挙は4日、公示される。岩手選挙区(改選1)は立候補を表明した5政党の新人5人と無所属の現職1人の6人による戦いが確実だ。現職の離党で昨年12月の衆院選以上に混迷の度合いを増す県政界で、各党がしのぎを削る。全国的な注目選挙区として各党から大物が相次ぎ本県入りの予定。候補者数が過去最多の一方、有権者の反応は鈍く、投票率低下が懸念される。日本、岩手の将来を占う重要な政治決戦に、公示を機に有権者の心を揺さぶる舌戦の展開が待たれる。

 立候補を予定しているのは、民主党新人で元法相政務秘書官の吉田晴美氏(41)、自民党新人で元慶応大ラグビー部監督の田中真一氏(46)、生活の党新人で元県議の関根敏伸氏(57)、共産党新人で党国会議員団県事務所長の菊池幸夫氏(54)、幸福実現党新人で主婦の高橋敬子氏(51)、無所属現職で元復興相の平野達男氏(59)。

  各陣営は擁立以降、街頭演説などで露出を増やし、知名度向上を図ってきた。事務所開きや総決起大会を開き、政党車が県内にアピールする光景が徐々に増えていった。各陣営は3日に盛岡市内で開かれた盛岡青年会議所など主催の公開討論会に出席し、前哨戦を締めくくった。公示日は事務所前など同市内で第一声を上げる。

  吉田氏は、平野氏離党で急きょ擁立された、いわゆる「落下傘」候補。連合岩手(砂金文昭会長)の推薦を受け、震災復興でソフト面の充実を掲げる。女性の視点で医療介護にも力を入れると訴える。6月28日夜に盛岡市内で総決起大会を開き、必勝を期した。

  田中氏は、党県連(鈴木俊一会長)で選考され、選挙に初挑戦。「落下傘」の一人だが祖先ゆかりの地、北上市で働いていた経験を強調。連立を組む公明党の推薦を受け、衆参ねじれ解消、政権の安定運営を説く。全国的な高支持率を背景に党議席の奪取を狙う。

  関根氏は、6人中最後に名乗りを上げた。平野氏と同じ北上市出身で、地元色をアピールしながら、県選出の党国会議員や県議、党支持者が組織的に運動する。小沢一郎党代表が何度も県内入りし、達増知事と昨年衆院選に出馬した妻陽子氏もてこ入れを図る。

  菊池氏は、衆院選直後の昨年暮れに擁立され、新人の中で立候補一番乗り。「国民が主人公の政治」を訴え、TPPや消費増税、憲法改正に反対し、自公政権との対決姿勢を打ち出す。党比例代表候補と連動した戦い。

  高橋氏は、党として2009年衆院総選挙以来県内に擁立された候補。消費税中止や国防強化など党独自の政策を訴える。本県出身として、県職員時代の赴任地などへ幅広く支持を呼び掛けている。

  平野氏は、震災復興の最前線に立ってきた実績をアピール。離党後に選挙に向けた体制を立て直し。同級生ら地元北上市民有志による「いわて・絆の会」、民主を離党した県議や同OB、応援に回った一部の民主県議、地域政党いわての支援を受け、三選を目指す。

  参院選ではほかに比例代表制に本県出身で自民党新人の佐々木洋平氏(71)、生活の党現職の藤原良信氏(61)が立候補を予定。佐々木氏は4日に一関市内で地元にあいさつ回り、5日に同市で第一声。藤原氏は4日午後3時から盛岡市下太田地内の事務所前で第一声を行う予定。

  県選管によると、3日現在の県内の選挙人名簿登録者数は109万3561人(男51万8482人、女57万5079人)。


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