盛岡タイムス Web News 2013年  7月  14日 (日)

       

■  認知症対策 分かりやすく 劇団「おたすけ」100回記念公演

     
  ケアセンター南昌で行われた劇団「おたすけ」の100回公演  
  ケアセンター南昌で行われた劇団「おたすけ」の100回公演
 

 矢巾町内を中心に、介護保険制度や認知症患者への対応などを劇で分かりやすく発信する劇団「おたすけ」(団長・吉田均同町地域包括支援センター所長)の100回記念公演が13日、矢巾町又兵エ新田のケアセンター南昌で行われた。同劇団は2003年11月に結成して以来、町内の自治公民館などで医療や介護に関して、住民に身近な内容で演劇活動を実施してきた。

  同日は医療、介護法人の関係者ら約70人が参加し、100回目の公演を盛大に祝った。

  同劇団は同町内の医療、福祉3法人の職員7人が参加している。演劇を取り入れることで、各制度の専門用語などを地域住民に分かりやすく、楽しく伝えている。年間公演回数は平均10回。99回までの参加者数は延べ6440人、1公演の平均は65・1人となった。

  記念公演は「ノブさん町にでる」と題して、認知症のノブさんが外出して家に戻れなくなった場合に、家族が取るべき対処法に触れた。ノブさんは同劇団の看板となる役柄で、同日もステージに登場した場面では拍手喝采で迎えられていた。劇ではユーモアのある話し方で笑いを誘いながらも、認知症の問題を分かりやすく表現し、参加者の興味を引いていた。

  吉田団長は「この10年を振り返り、よく今まで続けることができたと思う。劇をしてきて、実際に認知症の家族を介抱している方には喜んでもらっている。可能な限り継続して活動し、認知症に対する理解を広めたい。認知症への対策は県、国を挙げての課題。劇団としても、役立っていければと思う」と抱負を述べた。


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