盛岡タイムス Web News 2013年  7月  15日 (月)

       

■ 河原を外来植物が浸食 オオハンゴンソウ 中津川で駆除を検討

     
  繁殖したオオハンゴンソウを見る越戸さん  
  繁殖したオオハンゴンソウを見る越戸さん
 

 盛岡市の中津川の河川敷に外来植物のオオハンゴンソウが繁殖し、市民を憂慮させている。オオハンゴンソウは北米原産のキク科多年草で、国の特定外来生物に指定され、輸入や栽培が規制されている。在来種の栄養を横取りして生態系を壊すため、全国の自然公園などで駆除の対象になっている。中津川では今年から広範囲に確認され、ワスレナグサなどの生育に影響を与えているという。オオハンゴンソウを確認した当局は、今月から駆除に乗り出す。

  中津川の富士見橋たもとでは愛宕町側の川べりにオオハンゴンソウがはびこり、多くが背丈50aほどに成長している。中津川勿忘草(わすれなぐさ)を育てる会の越戸國雄さんは「昨年まで見かけることがなかったのに、今年からあちこちに生えている。米内川と合流するところから、北上川の方まで生えている。在来種の栄養を奪うので、今年はワスレナグサの成長が悪い」と話し、表情をくもらせる。

  オオハンゴンソウは100年以上前から観葉植物として愛好され、黄色い花を観賞する人がいる。2004年から法定の特定外来生物に指定された。越戸さんは「植えてはならないものだし、2b近くに成長し、みっともない。もっと早く刈り取れば良かったが、根がはびこって大変。花が咲く前に駆除しなければ」と話し、関係機関に相談した。7月から開花期を迎え、早期の対策を求める。

  県内では早池峰などに大量に繁殖して問題化し、昨年9月には県南広域振興局が国定公園内を駆除した。中津川の場合、河川敷は国管理のため、国土交通省岩手河川国道事務所が対策を講じる。

  同事務所の長内伸夫副所長は「事務所単独でやるよりは、地域の人たちと一緒に特定外来種をどうやって駆除するか考えたい。オオハンゴンソウは盛岡でも生息が確認され、どのようにして駆除できるか検討を進めていたところ、地域の人からも問い合わせがあったので、中津川を含めて対策を検討する」と話していた。



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