盛岡タイムス Web News 2013年  7月  19日 (金)

       

■  自民が比例トップ 投票率は昨年衆院選並みか 電話調査から分析 選挙区の当選圏は


  盛岡タイムス社が12〜14日に実施した参院選電話調査(玉山区を除く盛岡市)の結果、比例代表の投票先は自民党が21・9%でトップだった。昨年12月の衆院選より0・3ポイント上昇。民主党も自民並みの上昇、共産党は4倍近く上昇した。それ以外は軒並み低下した。投票態度を保留しているのは全体の44・7%と同衆院選と比べて14・1ポイントも上回った。調査を踏まえ、気になる投票率や選挙区の当選ラインを分析した。

  民主党が11・6%で昨年衆院選より0・4ポイント上昇、生活の党(当時は日本未来の党)が6・6%で同4・1ポイント低下。共産党は6・3%で同4・6ポイント上昇。公明党は3%で同2・3ポイント、社民党は1・3%で6・7ポイントそれぞれ低下。社民は岩手選挙区(改選1)で候補擁立の見送りが響いている模様。

  日本維新の会は1・7%で同1・4ポイント、みんなの党などその他政党は合計すると3・0%で同4・6ポイントとそれぞれ低下した。

  昨年衆院選で同市を含む岩手1区には民主党分裂の影響で5人が立候補した。今参院選の岩手選挙区はさらに四分五裂して過去最多の6人が立候補。このため選挙区選挙の投票相手の所属党派と比例代表の投票先の党派を別にする「バランス感覚」が、有権者に強く働いている。

  投票で候補者名を書きやすい選挙区候補がいる一方、候補者名を書きにくい場合は比例でその候補が所属する党派名または名簿登載者名を書く傾向が顕著になっている。候補者名が書きやすい条件には実績や出身など「人物本位」との判断があるようだ。

  今参院選では昨年衆院選に引き続き、投票率低下の懸念が取りざたされてきた。前回2010年の参院選岩手選挙区は60・36%(うち盛岡市58・69%)、昨年衆院選は61・68%(同58・85%)だった。公示前の段階では全県で50%台前半まで低下するとの見込みも政党関係者から出ていた。

  しかし、構図は昨年衆院選より複雑化したものの、約半年しか経過していない。同社調査で選挙区候補の選択を保留している有権者は昨年衆院選の43・7%から5ポイント下回り38・7%だった。これらから当時投票した有権者がほぼ投票に行くとも考えられ、60%近くになる可能性も出てきた。有権者の60%は約65万票となる。

  各陣営にとって気になる選挙区の当選ラインは、民主分裂により前回10年より大きく引き下がるのは間違いない。最終盤の各陣営の引き締めや、てこ入れにもよるが、当選圏が20万票台前半に届くケースも考えられる。接戦になれば、20万票未満の戦いになるとも見込まれる。

  ■関心は社会保障

  同社調査では、関心のある政策について聞いた結果、医療・年金・福祉、子育てなど社会保障への関心が32・1%と最も高く、いずれの選挙区候補、政党支持層でも反応が高かった。これは昨年12月の衆院選の調査と同じ結果だった。

  一方、「アベノミクス」を含む景気・雇用対策は22・8%で社会保障に次ぎ、消費増税が11・9%、震災復興が9・6%と続く。そのほか原発問題や憲法改正、TPPを含む農業政策は1桁台と低かった。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします