盛岡タイムス Web News 2013年  7月  28日 (日)

       

■ 抜き打ちで防災訓練 大地震想定し早朝招集  盛岡市

     
  招集を受けて盛岡市役所で各部に指示を出す幹部  
  招集を受けて盛岡市役所で各部に指示を出す幹部
 

 盛岡市の災害参集訓練が27日行われた。県央部を震源とするマグニチュード8、震度7の大地震を想定した午前6時の非常事態に、職員1472人を徒歩や自転車で招集した。市の災害情報連携システムを用いて、抜き打ちで初めて行った。谷藤裕明市長ら幹部は別館の会議室に集まり、細田敬一副市長を危機管理統括監に、盛岡市内の被害を把握し、各部の対策を指示した。同日朝は県南や沿岸部で現実の水害が伝えられ、職員は緊張した表情で持ち場に就いた。

  訓練は盛岡市の危機管理指針に基づいて行われた。全職員2231人のうち通常業務に支障が生じる者や教育従事者などを除く職員に対して、「午前5時45分、震度7の地震が発生した」と一斉にメール送信し、各部署に招集した。

  別館4階の会議室には円卓にさまざまな通信回線が引かれ、司令塔の役割を担った。同6時20分には最初の職員が入室し、同6時半前には谷藤市長が席に就いた。盛岡市内の被害状況調査、主要避難場所の設置、主要庁舎や施設などの被害状況の調査をした。消防本部から「盛岡市内で倒壊した家屋に人が閉じ込められ、死者、行方不明者がいる模様」との被害が報告された。

  休日早朝の抜き打ち訓練とあって、連絡を受けた職員は6時半を過ぎてから登庁が増え、庁内は7時過ぎから本格的に動き出した。現場では避難所開設に伴う発電装置、災害時優先電話の作動、備蓄物資の確認、断水時の給水訓練、帰宅困難者受け入れ、橋などインフラ破損の点検、マンションへの飲料水提供などの事態が想定された。

  藤澤厚志危機管理課長は「職員を参集して1時間に何人集まるかデータを取りたいし、職員の意識や情報に対する心構えを見て訓練したい」と話した。


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