盛岡タイムス Web News 2013年  9月  1日 (日)

       

■ 粋な暮らしのヒントに きょうまで南昌荘 6人の作り手の道具展

     
  暮らしに息づく道具展  
 
暮らしに息づく道具展
 

 和みの道具展は1日まで、盛岡市清水町の南昌荘で開かれている。県内外6人の作り手が漆器や鉄瓶など約500点を展示販売。粋な暮らしのヒントになりそうな道具が並んでいる。

  東北での展示は初めてという市川孝さん(滋賀県米原市)は陶器。特別な模様はなく、ひっそりとした土のたたずまいが料理や草花を引き立ててくれる。これはモンゴルの塩、これはすし用のしょうゆ皿…。それぞれの器に物語はあるが、使い方は自由。「どんどん暮らしの中で使っていただきたい」と話す。

  本県出身の伊藤嘉輝さん(秋田県大仙市)はガラス。心なしか蜂蜜が混ざったような無色透明の器がメーン。成型方法によってガラスが揺らぎ、ふくよかな表情を見せている。妻の亜紀さんは「展示会は思いがけないところに出会いがあるので、わくわくしています」とほほ笑む。

  朝炊いて、おひつに入れて、昼に食べると、木が水分を吸って米が立つんです。冷めているけれどおいしいんです│。ぐるりと会場を囲む作品は、奥畑正宏さん(宮古市)のおけ。風呂用はアオモリヒバ、食物用はスギを使用。安心を選んだ結果、側板は接着剤ではなく、竹くぎでつないでいる。この道20年目。「暮らしを整えてくれる気がします」と話す。

  同展は今年で10回目。発起人の安部智穂さん(同市)は「自宅で使う器は作り手さんの名前で呼んでいる。作り手の顔が浮かぶことは幸せなことだと思います。分からないことはどんどん作者に聞いてもらえたら」と話している。

  入園料200円(小中学生100円)。午前10時から午後4時まで。

 


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