盛岡タイムス Web News 2013年  9月  6日 (金)

       

■  県議会 民主党会派が分裂に 佐々木議長ら3人も離党意思 離脱者は新会派結成へ


 民主党の佐々木博(盛岡選挙区)、高橋昌造(紫波選挙区)、大宮惇幸(岩手選挙区)の3県議が5日までに離党の意思を固めた。来月6日の党大会までには離党届を出し、当面、無所属で活動する意向。昨年7月の民主党分裂後、党にとどまった県議は13人いたが、これで7人が離党を決めたことになり、同党県連の運営はより厳しい局面に立たされた。一方、県議会の民主党会派は5日の議員総会で、党籍を持つ議員と無所属の議員とが、これ以上、同一会派で行動するのは難しいとの結論に至り、会派分列が確実になった。同党を離れることを決めた無所属議員で新会派が結成される見通しだ。

  離党理由について大宮氏は「政党にしばられず、完全な無所属になって県民党的な立場で活動したい」、高橋氏は「県連の幹事長代理として参院選で惨敗した責任もある。今度の集中豪雨もあり、党を離れて地域課題にしっかり取り組みたい」と話した。

  県議会議長の佐々木氏は「参院選の候補者選考の問題など理由はいろいろある」とした上で、「国会議員のための政党運営が中心になり、地方議員への配慮が足りない」と党への不満も口にした。

  この日、離党を明らかにした3県議と、既に同党を離党している渡辺幸貫(奥州選挙区)、小田島峰雄(花巻選挙区)、五日市王(二戸選挙区)の3県議らが、新会派を作る方向で話し合いが進むのは確実な情勢だ。

  民主党会派の所属県議は、7月の参院選で、離党した現職の平野達男氏を推すグループと同党公認の新人候補を推すグループに分かれた。県議会では、離党議員も含め、同じ会派で行動する方向で調整してきたが、民主党の有力支持団体の連合など労働組合系議員と、保守系で地域代表色が強い議員とでは考えに差もあり、これ以上、同一歩調を取るのは難しいと判断したとみられる。

  会派代表でもある渡辺氏は、記者会見し「いろいろな政策陳情や代表者会議、政策調整会議もあり、統一した見解を出さなくてはならないが、このまま前に進むことは難しく、県民にとっても分かりにくい。一緒にはいられないという結論に至った」と説明。「互いに親しい仲だが、県民に分かりやすい立場を取ることがもっと大切だ」と話した。

  一方、同党県連政調会長を務める高橋元・県議は「再び政権が担えるような党を目指して立て直していかなければいけない。ゼロからのスタートになるかもしれないが、残った議員で県連大会の準備も進め、役員体制も整えていく」と語った。

  民主党会派に属していない無所属県議の中にも「信頼関係があり、政党や政局にしばられない政治活動を保障してもらえるなら会派に入ることも検討する」と話す議員もいる。

  議員任期折り返しの9月定例会では、正副議長選や常任委員会などの改組も控えており、会派再編の動きが本格化する。


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