盛岡タイムス Web News 2013年  9月  7日 (土)

       

■ 盛岡市議会 議長に金沢陽介氏(盛友会) 立候補制で初の選出 副議長は大畑氏(創盛会)

     
  金沢陽介議長  
  金沢陽介議長
 

 盛岡市議会9月定例会は6日開幕した。今回初めて導入された立候補制・所信表明会を踏まえて正副議長選が行われた。投票の結果、議長には金沢陽介氏(46)=盛友会=、副議長には大畑正二氏(58)=創盛会=がそれぞれ選ばれた。各委員会も新しい正副委員長が選出され、議会改革で取り組んできた議会基本条例も全会一致で可決、成立した。任期折り返し残り2年間の体制が整った。会期は30日までの25日間。

  所信表明会は同運営委員会(竹田浩久委員長、5人)の運営で行われた。議長、副議長の順に行われた。その後投票の結果、議長選は定数38のうち金沢氏33票、庄子春治氏5票だった。金沢氏は戦後3番目の若さでの議長就任となった。

     
  大畑正二副議長  
  大畑正二副議長  

  金沢氏は所信表明で故・工藤巌元市長の取り組みなど県都盛岡の歩みを引用し、今後の盛岡市政と議会との在り方について「議会基本条例の目的をより深め、議会・議員の活動原則に基づき全身全霊で努力する」と決意を語った。

  任期中の取り組みとして@市民からの要望・陳情の調査研究、市民意見を積極的に採用するA市議会災害時対応指針、災害対策会議設置要綱の策定B既存の市政調査会を活用して盛岡広域8市町村議会の意見交換C県内各市議会、県議会と連携を深め被災地復旧復興など県内課題に取り組む―を提案した。

  庄子氏は▽スタートした議会報告会の発展充実▽当局による反問権の徹底▽決算審査特別委員会の設置▽議員報酬の削減―などを提案。演説に金沢氏より時間をかけ、議員6期の経験やこれまでの議運委として議会改革に携わってきた立場で熱心に支持を訴えた。

  その後の副議長選は、投票の結果、大畑氏29票、細川光正氏5票、鈴木俊祐氏4票となった。

  大畑氏は、自らの名前に触れ「人を補佐し、謙虚な気持ちで上に立つ人を補佐する、キャッチャーの立場で広くチームを見渡す」との恩師の言葉を紹介。「若さあふれる新議長を職務的に補佐し、内面的にもサポートするのが求められる資質。それを実践する覚悟がある」と主張。議会議員に必要な各種情報を引き出せるシステム構築を目指すと掲げた。

  同日は、市民2人が本会議を傍聴。市内の60歳代男性は「以前から時間があれば傍聴しており、議長選があるのは知らなかった。取り組みはなれ合いに見え、任期途中で交代するのはいかがなものか。自分たちで改革したといっても、市民に通じなければ、議会のひとりよがりでは」と手厳しかった。

  同日は議案の提案理由も説明された。今定例会は休会をはさんで12日、17〜19日に一般質問が行われる。
(9面に各委員会委員名簿)

  ◇略歴
  【金沢陽介氏(かなざわ・ようすけ)】兵庫県出身。岩手大卒。盛岡市入庁後、市議選に挑戦し、現在4期目。同市本宮。
  【大畑正二氏(おおはた・しょうじ)】久慈市出身。久慈高卒。県警入庁後、市議選に挑戦し、現在3期目。同市南大通。



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