盛岡タイムス Web News 2013年  9月  13日 (金)

       

■  40年ぶり転車台が復活 SL銀河鉄道の運行で検修庫新築 JR盛岡駅


     
  盛岡駅で復活する転車台  
 
盛岡駅で復活する転車台
 

 JR盛岡駅の転車台が約40年ぶりに稼働する。転車台は蒸気機関車を方向転換するターンテーブルで、SL時代の終えんとともに廃止された。JR東日本がC58蒸気機関車を復元し、「SL銀河鉄道」を運行するため、盛岡駅の転車台を再稼働する。転車台に合わせてSLの検修庫を建設し、蒸気機関車ならではの作業が復活する。SL銀河鉄道は釜石線で運行し、遠野駅、釜石駅にも給水設備や車庫などを整備する。

  転車台は盛岡駅西通2丁目にあり、直径約20bの円内に180度回転する仕組み。「下路式」と呼ばれる方式で、1960年代まで全国の駅の構内で盛んに動いていた。盛岡駅ではSLが運行しなくなった70年代初めに廃止された。

  JR東日本盛岡支社はSL銀河鉄道運行のため、残っていた転車台を改修し、検修庫を新築する。外壁はれんが調で、大きなアーチ窓のデザイン。盛岡駅を発着するSLを引き込み線から転車台に誘導し、方向転換した上で検修庫に入れる。建物は「盛岡SL基地」として2階建て約609平方bで8月着工、11月末の完成を予定している。

     
  新設する検修庫のイメージ図  
 
新設する検修庫のイメージ図
 


  JR東日本盛岡支社の嶋誠治支社長は「盛岡駅西口からやや南に転車台があり、SLの基地を作る。一部では基礎工事を行っており、検修庫は国鉄時代の盛岡工場の外壁をイメージした。昔SLが走っていて、しばらく使っていなかったものが残っていたので今回、新たに使う」と話している。

  SLは盛岡市の交通公園に展示してあった「C58239」を改修して運行する。現在は埼玉県の大宮総合車両センターで解体して整備している。12月末まで復元工事を行い、試運転のあと盛岡に戻る。県内でも試運転、訓練運転を行い、釜石線で営業運転を予定している。
 


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