盛岡タイムス Web News 2013年  9月  20日 (金)

       

■  財政支援や激甚災害指定を 盛岡市 八幡平市 台風被害で県に要望


     
  被害の大きかった玉山区の小袋地区を視察する達増知事(左)  
  被害の大きかった玉山区の小袋地区を視察する達増知事(左
 

 台風18号による大雨災害で大きな被害が発生した盛岡市と八幡平市は19日、県に災害応急対策への財政支援などを要望した。玉山総合事務所での要望には、盛岡市の谷藤裕明市長、八幡平市の田村正彦市長らが出席。達増知事に両市および盛岡広域市町村長懇談会からの要望書を手渡した。

  要望は、災害応急対策で▽激甚災害の指定▽宅地等に堆積した土砂などの撤去に関する支援など、農林業関係で▽被災した農業施設等への復旧支援▽農地・農業施設および林道施設の災害復旧に対する支援―など。

  土木関係で▽災害復旧事業予算の確保と早期復旧への支援▽国庫補助事業の採択要件の緩和等▽「防災・安心交付金」の予算枠の拡大▽河川の改修、被災者の生活再建関係で▽被災者生活再建支援制度の要件緩和と充実▽被災住宅等の復旧に向けた対策の実施、商工業関係で▽観光客宿泊施設等の復旧・復興関係▽各旅館・ホテル等の経営の安定に関する支援│など。

  谷藤市長は、今回氾濫した松川と北上川の早期改修を求めるとともに「被害の復旧、被災者の生活再建支援には多くの費用を要すると想定されることから、八幡平市とともに激甚災害の指定と適用を強く要求する。被災地域の窮状を理解いただき、一日も早い復旧を果たす上からも国への働き掛けとさらなる県の支援を」と訴えた。

  田村市長は「観光を目玉にしているわが市にとって、東八幡平地域のライフラインが寸断され、重大な被害を受けている。同時に松川水系の増水で生活道路、農地に大きな被害を受けている。県はもとより、国に対し激甚対応をお願いしたい」と話した。

  要望後に達増知事は、被害の大きかった玉山区内の下田、小袋、松内などの地区の状況を視察した。現地を見た達増知事は「かつてないような豪雨によって急激に水かさが増し、大規模な浸水があった様子が分かった。被害の甚大さをしっかり見て、自治体の財政的な負担を極力軽くするように、そして復旧が迅速に行われていくように求めていきたい」とした。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします