盛岡タイムス Web News 2013年  9月  23日 (月)

       

■ 八幡平市長選 田村氏(現職)無競争で3選 人口減少課題に、国体で振興策

     
  無競争で3選が決まった田村正彦氏(左から2人目)  
  無競争で3選が決まった田村正彦氏(左から2人目)
 

 任期満了に伴う八幡平市長選挙は22日告示され、無所属の現職・田村正彦氏(65)が無競争で3回目の当選を決めた。八幡平市長選挙が無競争となるのは2005年に合併して以来初めて。田村氏の3期目の4年間は、市の玄関口であるJR大更駅前と周辺を含めた100fの開発によるにぎわい創出、3年後の岩手国体に向けた市民が一体となった体制作り、人口減少に歯止めを掛けるための施策展開を柱として、市政発展を図っていく。旧3町村の均衡ある発展へ、市民の田村氏への期待は大きい。

  JR大更駅前の選挙事務所で出陣式を行い第一声を挙げ遊説に出発、西根、松尾、安代の旧3町村をくまなく回り、台風18号による災害復旧を最優先として全力を尽くすことと、3期目の政策を訴えた。

  午後5時半に事務所に戻ると、休む間もなく万歳三唱し3期目の市政について「無競争での3選は感慨深いものがある。県議選での3回、市長選での2回の過去の選挙では激烈な戦いを続けてきた。無投票で3選は市民や市議会、後援会、市民の皆さんの力添えと感じている。無競争だから気の緩みがあってはならない。市政は市民の皆さんと一体でやるもの。懇談会の機会を設け、ぜひ市民の皆さんからの意見を聞きたい。それが緊張感のある市政運営につながる」と力強く語った。

  今回の選挙で田村氏が市民に提示した公約は、大更駅前のにぎわい創出、岩手国体に向けた市民の一体感の醸成、人口減少に歯止めをかける施策展開を柱としている。

  にぎわい創出に関係する施策では▽大更駅前広場の完成に伴う、ビジネスホテルの誘致等、コンパクトな街づくり▽西根病院の移転新築と耳鼻咽喉科等の診療確保▽文化施設建設に向けた市民の意識調査の実施▽大更駅前広場の整備による送迎の円滑化と交通安全の確保▽駅周辺への病院移転による交通弱者の利便性の確保。

  国体関係では「3年後の岩手国体は当市は5種目が行われるが、概算で3万人が市内に宿泊、市を売り込むチャンス。だからこそ、市民が一体となって国体に臨む必要がある」と語り、国体を観光振興の起爆剤とするため、施設整備、運営体制、市民総参加へ向けた幅広い協力体制の構築。国体に向けた地元選手の育成強化、スポーツ・文化活動指導者の地元企業就職支援の検討。宿泊施設や地元産品の供給体制の確立を目指していく。

  定住化促進施策として、大更駅東側への官民連携による優良宅地の供給。子育て支援の充実、出会い支援事業の充実強化などのほか、大更駅前のにぎわい創出で雇用を生み出し、人口減少に歯止めをかける方針。

  このほか来年11月に新庁舎移転後の西根本庁舎の活用について、新岩手農協の本所を誘致し、八幡平農業改良普及センター、新岩手農協西部営農経済センターを含めた、農業振興エリアとしての拠点として行く考えを示している。

  【田村 正彦氏(たむら・まさひこ)】
  駒澤大経済学部卒。70年県農業共済組合連合会に就職、89年西根町議会議員初当選して2期、95年県議会議員初当選して3期、05年10月から八幡平市長。八幡平市平舘出身。65歳。

 


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