盛岡タイムス Web News 2013年  9月  27日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉168 草野悟 かわいいマーチングバンド


     
   
     

 秋晴れの爽やかな金曜日。9月20日に三鉄宮古駅前広場で練習を繰り返しているのは宮古保育園の園児の皆さんです。きびきびと動き、指揮者の女の子も見事に整列を指揮しています。太鼓のリズムも、もう完璧というほど、そろっています。

  何の練習? はい9月21日は「夢レールフェスタ」というイベントで、宮古保育園のお子さんたちがお披露目をします。その練習なのです。一つ一つのしぐさには、混じりっ気のない純度
100%の真剣でユーモラスな動作がびっしりと詰まっています。思わずほほ笑んでしまうのは、きっと大昔にそんな気持ちでいたのかな、という振り返りからでしょうか。社会の猛烈な荒波にもまれ過ぎたせいか、純度100%の心はまぶしい限りです。

  「まだまだあまちゃんですが」のキャッチフレーズがぴったりのお子さんたち。「あまちゃん」の「潮騒のメモリー」のメロディーに合わせて、軽快にリズミカルに動き回っています。良く見ると、一人の男の子がどうしても列に付いていけません。きょろきょろして自分の列を探しながら、ワンテンポ、ツーテンポ遅れています。そのしぐさが実にかわいいのです。大きくなってもそういう人がいるんです。会社の中でもワンテンポ遅れる人って。でもこのあどけない純度100%のお子さんだから見ている人たちもほほ笑んでしまうのですね。社会人ならお叱りを受けること間違いないのですが。

  三陸鉄道は、連日「あまちゃん」のおかげでしっかりと稼いでいます。あと半年もすると念願の全線開通です。その日のために社員全員が無我夢中で働いてきました。マーチングバンドの指揮者のように望月社長が指揮を執り、列を乱すことなく社員が動いてきました。個性ある社員の皆さん、それぞれの持ち味を生かしています。半年先はとても長く、待ち遠しい思いですが、きっとあっという間に4月を迎えるのでしょうね。「あまちゃん」もあと半年続いてくれれば。もう終わりなんですね。寂しいですね。
(岩手県中核観光コーディネーター) 


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