盛岡タイムス Web News 2013年  9月  28日 (土)

       

■ 新議長に千葉伝氏 県議会が開幕 大宮氏(いわて県民ク)が副議長

     
   新議長に就任した千葉伝氏(右奥)と新副議長の大宮惇幸氏(手前)  
   新議長に就任した千葉伝氏(右奥)と新副議長の大宮惇幸氏(手前)
 

 県議会9月定例会は27日、開幕した。佐々木博議長、柳村岩見副議長が辞職し、本会議で正副議長選を実施。新しい議長に第1会派・自民クラブ(13人)の千葉伝氏(65)=八幡平選挙区、副議長に第2会派・いわて県民クラブ(10人)の大宮惇幸氏(66)=岩手選挙区=が当選した。自民クと県民クは、生活の党の小沢一郎代表に近い達増知事の政治スタンス対しては批判的で、共に野党的な立場にある。任期後半2年の議会運営は、両会派による調整を軸に展開するとみられる。

  正副議長選は単記無記名で行われ、議長選は有効投票数46票のうち、千葉氏が38票、佐々木順一氏(希望・みらいフォーラム)が8票だった。副議長選は大宮氏32票、及川幸子氏(希望・みらいフォーラム)8票、田村誠氏(民主党)6票だった。

  達増知事に近い第3会派の希望・みらいフォーラム(9人)は第1会派、第2会派の意向には賛成せず、独自の人選で臨んだが一人が造反。民主党会派(6人)は、議長は第1会派、第2会派の意向に賛成したが、副議長には田村氏を推した。

  高橋元・民主党会派幹事長は「直前の会派分裂がなければ、第2会派は民主党。党の看板を守ってきた側として姿勢を示した」と話した。

  千葉氏は現在5期目。自民クラブから議長が誕生するのは10年ぶりで、2001年6月から03年4月まで務めた谷藤裕明氏(現盛岡市長)以来。大宮氏は3期目。民主党県連幹事長を務めていたが離党し、いわて県民クラブ発足に参加した。

  就任後の記者会見で両氏は「身に余る光栄。責任の重さを痛感している。県民の信頼と期待に応えられるよう全力を尽くす」と決意表明。千葉氏は、第1会派ですら所属13人と、小規模会派が林立する議会の構成に触れ「それぞれの会派から主張が出てくるだろう。県民から何をやっているんだと言われないような運営に努めたい」と話し、安定した議会運営を目指す考えを示した。自民クラブからの10年ぶりの議長誕生に「耐えてきた部分もある。なりたくても議長になれなかった方々の思いに応えるような働きをしなければ」と気を引き締めた。

  大宮氏も「復興も道半ば。執行部と議会が車の両輪となって頑張らねばならない。他会派との連携を取りながら、できるだけ円滑な議会運営に努めていきたい」と話した。

  執行部は同日、約409億円の一般会計補正予算案や2012年度会計決算認定など計41議案を上程。来月4日に本会議を再開し、一般質問を行う。東日本大震災からの復旧復興や集中豪雨被害への対応などが議論される見通し。会期は来月25日までの29日間。

  県議会議会運営委員会の新委員10人も27日の本会議で指名された。委員の互選で委員長に嵯峨壱朗氏(自民ク)、副委員長には及川あつし氏(県民ク)が決まった。

 


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