盛岡タイムス Web News 2013年  10月  1日 (火)

       

■  利用者増の期待乗せ 平日の夕方と夜に増便 山田線をあなたの身近に 盛岡─上米内間 16年3月まで社会実験


     
  盛岡駅から増発した山田線の午後6時10分発の最初の列車が出発  
  盛岡駅から増発した山田線の午後6時10分発の最初の列車が出発
 

 JR東日本盛岡支社と盛岡市は9月30日から、山田線の盛岡―上米内間に列車を増発する社会実験を始めた。通勤通学の利便を図るため、平日の午後6時台から8時台まで上下各2本を増発する。30日は盛岡駅で出発式が行われ、JRと盛岡市幹部が実験最初の便の午後6時10分発の列車を見送った。2016年3月末まで実験し、1日200人の上積みがあれば、増便を正式なダイヤに組み入れる。

  増発されたのは下りが盛岡発上米内行き午後6時10分、同8時39分。上りが上米内発盛岡行き同6時29分、同8時59分。途中、上盛岡、山岸に停車する。増発によって盛岡発の下りは現行のダイヤを含めると午後4時32分から4本、上米内発の上りは同5時45分から4本となり、通勤通学の帰宅の足を提供する。

  現行の同区間は1日上下各6本しかなく、市民の間から都市交通として活性化するよう求める声があった。上米内駅は桜台、松園の住宅地に近く、通勤通学のターミナルとしての駅利用者の掘り起こしが見込まれる。増便に合わせて上米内駅発のバスの運行を増やし、上米内駅に列車到着後、4分後に発車するほか、無料駐車場を設置して鉄道と自動車交通をリンクする。

  30日はJR東日本盛岡支社の山之越裕運輸部長、盛岡市の藤田公典建設部長らが横断幕を掲げて最初の便を見送った。1両編成で約40人が乗車した。

  JRの山之越部長は「夕方、夜間は便数が少なく、利用状況を踏まえて輸送力を提供してきた。盛岡―上米内間には潜在的に利用者がいると思われ、今は朝乗って帰りに乗りにくい人もいるので、増発してみる」と話す。

  盛岡市の片岡修交通政策課長は「市民から夕方の便を増やしてほしいという声があり、JRにお願いしていた。上米内駅を利用して、桜台、松園方面から乗ってほしい」と話した。

  岩手高3年の畑村亮君は「これまでは学校が午後5時に終わっても7時まで待たなければならず、2時間も空きがあった。雨の日や冬は山田線に必ず乗るので助かる」と話し、利便性の向上を喜んだ。

  盛岡市の主婦(63)は「サラリーマンは便利になる。山岸からバスに乗るよりも、鉄道で来た方が早い」と話し、山岸駅の活性化に期待した。
 


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