盛岡タイムス Web News 2013年  10月  8日 (火)

       

■ 日本最大級の木造庁舎 紫波町で中央駅前に着工 15年5月開庁予定 同時にオガールベース整備 宅地分譲も第1期開始

     
  新庁舎が無事に完成することを願い、くわ入れをする藤原孝町長  
  新庁舎が無事に完成することを願い、くわ入れをする藤原孝町長
 

 紫波町新庁舎とオガールベース整備事業起工式が7日、同町紫波中央駅前のオガールプロジェクトエリア内で行われた。新庁舎は延べ床面積6650平方bのうち67%に木材を使用する、日本最大級の木造建築庁舎となる。町内企業が町産木材を活用する「地産地消庁舎」として整備を行う。2015年5月の開庁となる。同エリアの住宅街区「オガールタウン日詰二十一区」の第1期宅地分譲も同日に始まった。

  同町日詰西裏の現庁舎は1963年から現在まで50年間使用しており、老朽化や部署の分散化などの問題を抱えている。庁舎整備の基本方針は▽町民サービスの向上を目指した機能性と効率性▽防災拠点機能▽町民に開かれた庁舎▽町民に親しまれる庁舎▽環境の町にふさわしい庁舎―の五つ。1階には町民が多く利用する町民課や福祉課、長寿健康課などを設置。2階に町長室や総務課、3階は議会機能などを有する。現在は分散している第2庁舎や長寿健康課が所属する保健センター、教育委員会事務局が新庁舎に合流することで、行政サービスの効率化も狙う。

  事業者は昨年8月に、町内企業が中心に設立した特別目的会社の紫波シティホール(代表取締役・橘冨雄橘建設社長)。庁舎は東西に約110bで、木造、鉄筋コンクリート造3階建て(一部4階)。

  藤原孝町長は庁舎起工式、その後の記者会見で「多くの町民の皆さんが期待を寄せている。町としての発展の節目となった。将来50年、100年活用できる施設としたい。町民が利用しやすいように敷居の低い庁舎を目指してきた。町民に愛される庁舎としたい」と話した。

  橘社長は「立派な建物を建てても事故を起こせば無になる。いろいろな形の中で、皆さまにも応援していただきたい」と整備に向けた意気込みを述べた。

  オガールベースは▽ビジネスホテル▽バレー専用アリーナ▽紫波スポーツアカデミー―を主要事業とするもので、2014年7月のオープンを予定。同アカデミーはバレーボールのほか来年4月から始まる、一般社団法人日本アスリートリレーションネットワーク主催のJARNサッカースクールを県サッカー協会と連携しながら共催する。元日本代表選手らが毎週同町内で教室を開催。町自転車競技場を活用したアカデミー事業も模索する。

  オガールベースの岡崎正信社長は「オガールベースがオガールプロジェクトをさらに発展させると確信している。多くの方々から助言をいただき、整備事業を構築してきた。今後も支援いただきながら、工期内での完成を目指す」と話した。

  同住宅街区については、56区画のうち8区画を先駆けて分譲する。残る48区画についても順次分譲を始める。価格は1区画につき915万8千円〜1065万6千円となる。区画面積は219・17〜224・43平方b。分譲条件は1平方b当たりの年間暖房負荷は48`hで相当すき間面積0・8a、構造材の80%に町産木材を利用することなどが条件となっている。



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