盛岡タイムス Web News 2013年  10月  12日 (土)

       

■ 薬王堂が東証2部に 新規20万株で資金調達 1部上場の地銀3行 以外唯一の県内企業 新店舗の展開に力

 矢巾町の薬王堂(西郷辰弘社長)は11日、東証2部に上場することを発表した。県内での東証上場は1部への地銀3行だけで、現時点では薬王堂が唯一の2部上場企業となる。これまで上場していた新興市場のジャスダックから市場変更し、企業の信用度を高める。新株発行による資金調達を設備投資に充てて、新店の展開に力を入れる。上場予定日は11月5日。西郷社長は「ジャスダックの新興市場から東証2部に行くことで会社の信用度を高め、上場に伴う公募の資金調達により、自己資本と財務基盤を強固にする」と話している。

  同社は1978年創業。従業員数は正社員約482人、パート2104人。東北5県にドラッグストアと調剤薬局事業を行い、159店を展開している。

  現在のジャスダックの総株数は300万1200株。株主数、流通株式数、時価総額、純資産額、利益など主要項目は既に東証2部の基準をクリアしており、7月11日上場申請し、審査により同日、市場変更が承認された。

  市場変更に伴い新株発行と自己株式の処分および株式の売り出しを行う。新株は同社の普通株式が20万株、自己株式の処分で14万7800株、株主の売り出しで25万株の計59万7800株となる。

  これによる調達資金は新店の設備投資に充当し、東北地方への出店を加速する。さらに売り出し予備分のオーバーロットメントで8万9千株を用意し、計68万6800株を一時的に市場に出すことができる。上場により株式の総数は320万1200株となる。

  市場変更に伴い、11日の取締役会で来年2月期の配当予想を修正した。普通配当50円に1株当たり記念配当10円を加え、期末60円の配当を見込んでいる。

  県内の株式上場は岩手銀行、北日本銀行、東北銀行が東証1部に、薬王堂を含む4社がジャスダックに上場しているだけだった。2部上場は薬王堂1社だけで、県内の流通業界でのスタンスを大きく高める。


 


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