盛岡タイムス Web News 2013年  10月  13日 (日)

       

■  まちの未来 市民が語る 盛岡市が討議会設置


     
  大新小の校舎を視察する市民討議会の参加者(12日)  
 
大新小の校舎を視察する市民討議会の参加者(12日)
 

 盛岡市は、2015年度からの新総合計画と市保有施設の最適化・長寿命化の計画について、策定過程から市民参加を募る新たな手法として「まちづくり市民討議会」を採用している。無作為抽出した3千人から公募し、応募者から計画分野のそれぞれ約40人を選抜。老若男女が参加し、今月各討議会が視察や情報提供を踏まえて話し合いをし、意見を集約。市が計画や施策に反映させる。

  討議会は実行委員会(委員長・浦田学盛岡青年会議所理事長)が立ち上げられ、6月から準備が進められた。テーマは総合計画が「未来のもりおかミーティング」、市保有施設の最適化・長寿命化が「考えよう!みんなのタテモノの未来」。それぞれ今月2日間の討議会がある。

  市保有施設に関しては12日、第1回討議会が開かれた。浦田委員長は開会あいさつで「討議会は耳慣れないと思うし、歴史が浅い。盛岡市として初めての取り組みで、まちづくりについて市民参加を得て一緒に考えようと準備してきた。自分も市のことで知らないことが多い。討議会が盛岡の未来、豊かさにつながることを期待する」と述べた。

  同日は36人が参加し、市立大新小や厨川地区活動センター、青山2・3丁目アパートを視察した。その後、公共施設の視察を通じて感じたことを発表し合ったほか、公共施設の老朽化問題に対する今後の取り組みについて情報提供があり、さらに討議を重ねた。

  大新小では佐々木健校長の案内で1973(昭和48)年開校以来の校舎や数年後に建造された別の校舎を紹介された。壁の?離、雨漏り、冬季の凍結など老朽化した建物の現状と対応策が説明された。参加者は災害時の指定避難所として毛布やアルファ米の備蓄実態なども知った。

  参加した盛岡大学4年の藤田沙織さん(22)は「今まで討論などに参加する機会がなかった。盛岡の未来、建物の未来についてがテーマだったので、就職も盛岡でしたいと考えているので社会人として参加したいと思った」と意欲的だった。

  次回は27日で地域で利用・全市的に利用する公共施設の今後について情報提供を受け、話し合いをする。

  総合計画の討議会については14日に1回目が開かれる。中心市街地の活性化、子育てしやすいまち・子育てしたくなるまちについて識者から情報提供があり、話し合いが行われる。

  市は総合計画策定に向けてアンケート、まちづくりへの提言・アイデア・提案の募集、市民意見交換会なども実施。14年度には市民意見募集と説明会も行われ、策定の進ちょく状況を市ホームページなどで市民に情報発信する考え。
 


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