盛岡タイムス Web News 2013年  10月  21日 (月)

       

■  肴町商店街全蓋アーケード 開設30周年 26日から記念イベント


     
   肴町アーケード開設30周年記念イベントが行われるホットラインサカナチョウ  
   肴町アーケード開設30周年記念イベントが行われるホットラインサカナチョウ
 

 盛岡市肴町商店街振興組合(豊岡卓司理事長)の肴町アーケード(365b)が今月、開設30周年を迎えている。盛岡市中ノ橋通から肴町に架かる県内唯一の全蓋(がい)アーケードで、ホットラインサカナチョウの愛称で30年間、親しまれてきた。26日から11月2日まで、ホットラインで開設30周年記念イベントが行われる。

  アーケードは1983年、同組合の商店街近代化事業の一環として、カラー舗装化と同時に完成。県内で2番目の全蓋開閉式ドーム型のアーケードとして注目を浴びた。

  盛岡に新幹線が開通し、大手企業などの進出が始まり、地元の商店街にも近代化への対応が迫られていた時代。既にダイエーが大通に出店、80年には川徳が菜園に移転し、81年には中三盛岡店が開店。市内中心部が肴町から大通かいわいなどに移り始め、同組合では一致団結して、新たな事業の取り組みが課題となっていた。

  同組合では、雨や雪が降っても大丈夫な全蓋アーケードの建設に向けた事業に着手。3年間かけて個別店舗の改造を行い、アーケードを完成させた。

  プレタわかまつ社長の若松裕幸同組合副理事長(50)は「当社の清三会長が副理事長時代、当時の川道喜六理事長を筆頭に、若手経営者らと力を合わせ、新たな時代に対応するため完成させた。今思えば、極めて画期的な事業。それまで、雨や雪に悩まされ、七夕の時期に雨が降れば、すぐ飾りを外した。雪の日は、除雪だけで仕事が終わるほど。完成後は、もちろん、商人だけでなく、買い物客にも大変喜ばれた」と言う。

  アーケードのほぼ中央にあるフルーツショップのざかの野坂富士雄さん(65)は「アーケードができる前は、大雨や大雪になれば、店頭に並べた商品をすぐ引っ込めなければならなかった。そのときに比べれば、雲泥(うんでい)の差。今は、雨でも来て買ってもらえる」とアーケード効果を話す。

  同組合ではアーケードの特性を活かし、全天候型イベントとして、「ちびっこ王国」「ハロウィーンフェスタ」「クリスマスパレード」などを開始、夏の風物詩の「七夕祭り」も拡充した。「フラッグアート」など新たなイベントも実施されるようになった。

     
  昭和50年代初期の肴町  
 
昭和50年代初期の肴町
 


  同アーケードは2001年、天井や舗道などのリニューアルを行っている。若松副理事長は「30年はあっと言う間。郊外型の消費が進み、中心市街地も大変な時代になった。それでも、多くの市民が当ホットラインに来てくれる。周辺の自然や歴史的建造物と一緒に、当アーケードも次世代に残したい」と言う。

  イベントは26日から、ホットラインサカナチョウを舞台にスタート。今回の記念イベントでは期間中、ななっくの開店1周年と合わせ、「大えびす」祭を開催。各店が趣向を凝らした商品などを販売する記念セールを行う。28日から11月2日までは、ジョイポイント3倍プレゼント。

  26日は仮装を楽しむ「ハロウィーンフェスタ」を実施する。同フェスタは今回で14回目。午前11時半から午後2時までは、仮装コンテスト。同2時から、各種景品が当たる「お楽しみゲーム」。今回は、例年より100人多い300人を20日まで募集した。ハロウィーンの仮装グッズを持っていない人には、無料で貸し出す。

  同組合4S会の鈴江啓寿会長は「当商店街は、年配の人が多いが、最近はななっくの開店などで、若い層も増えている。ハロウィーンは、当会が担当する。ぜひ、参加者と一緒に、記念イベントを盛り上げたい」と言う。

  27日は、「大船渡サンマ大振る舞い」、30日は、「民謡日本一の歌声と津軽三味線演奏」などが予定されている。

  安保博夫同組合事務局長は、「アーケードができてから、雨も気にせず、イベントが行えるようになった。今回の記念イベントは、ななっく1周年も重なる。秋も深まり、まさにイベント日和。ぜひ会期中、さまざまな年齢層に来て、楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。

  申し込み及び問い合わせ先は、盛岡市肴町商店街振興組合(電話625―1515)まで。


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