盛岡タイムス Web News 2013年  10月  22日 (火)

       

■  松くい虫被害木を燃料に 紫波町が機材整備へ 年度内に稼働 ボイラー用にチップ化


 紫波町は伐採したマツクイムシ被害木を活用し、ボイラーや冷暖房の燃料として活用する。21日に開かれた紫波町議会で、被害木をチップにする移動式チッパー、チップを運ぶ運搬車とコンテナを取得するための議案を提出し、可決された。機材は年度内に納入され、チップはラ・フランス温泉館のチップボイラーの燃料、来年度からは紫波中央駅前のエネルギーステーションに供給し、冷暖房燃料として活用する方針。

  マツクイムシ被害木の活用は、紫波町の資源循環型まちづくりの一環。仕組みは伐採薫蒸処理をしたマツ材を、岩手中央森林組合の施設で一定期間乾燥させてからチップ化し、公共施設のボイラー燃料として活用する。

  町が購入するのはオーストリア製の移動式チッパー1台。薫蒸処理が不要となる6_以下のチップにすることが可能。5・1立方b分のチップが入るコンテナ2台、コンテナに接続し搬送する運搬車1台。来年2月までに納入される見通しで、試験稼働を経て被害木のチップ化に取り組む。

  被害木チップを利用するのは今年度、ラ・フランス温泉館のボイラー分の250d。来年度は紫波中央駅西口に整備するエネルギーステーション分も加え490dに拡大する。2015年度には年間1300dを供給(ラ・フランス温泉館に250d、エネルギーステーションに1050d)。15年度以降は町外の公共施設へも供給を検討している。

  当面はマツクイムシ被害木が中心となるが、将来的には間伐材にも活用する考え。被害木の処理に自治体が専用のチップ機を購入し、エネルギーとして循環させる取り組みは岩手県内では初めてになる。


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