盛岡タイムス Web News 2013年  10月  24日 (木)

       

■  観光地案内をスマフォで ホテル貸し自転車利用者に 県立大学と盛岡協議会 モリクルデジタルマップ 試験運用を開始


     
   モリクルデジタルマップの試験運用を始める大見山会長、新井田さん、阿部教授(左から)  
   モリクルデジタルマップの試験運用を始める大見山会長、新井田さん、阿部教授(左から
 

 県立大学ソフトウェア情報学部の学生と盛岡ホテル協議会(大見山俊夫会長)が協力し、23日から観光用貸自転車用の「モリクルデジタルマップ」の試験運用を開始した。ホテルの貸自転車「モリクル」の利用者に、スマートフォンを使って観光案内するシステムを、同学部の阿部昭博教授と学生が研究、開発した。貸自転車利用者にQRコードを印刷した紙を渡し、スマートフォンで読み取り、観光案内の情報を提供する。

  スマフォの情報では、「盛岡観光サイクルマップ」「ルート提供画面」「周辺情報」などの画面表示に従い、盛岡市内の代表的な観光地に案内する。11月末まで試験運用し、結果を踏まえ各ホテルでサービスを提供する。

  マップの開発は2011、12年度の「周遊行動データの分析可視化に基づく地域ツーリズム統合支援システムの研究」の成果をもとに取り組んだ。

  貸自転車の利用者にGPSを付けてもらい、90件のサンプルを集め、立ち寄り先や経路を分析。結果をもとに構成した観光案内を、スマートフォンの画面上に表示する。

  23日は盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡ニューウィングでデモンストレーションを行い、阿部教授と、学生の新井田歩さん(4年)が説明した。新井田さんは「観光スポットは70カ所を紹介した。データを見ると盛岡城跡公園周辺への立ち寄りが多かった。盛岡市内の複数の観光地をゾーンでくくって案内するようにした」と話した。

  阿部教授は「これを利用してレンタサイクルで街を観光し、時間を作っておいしいものを食べて、盛岡をゆったり感じてもらいたい」と話し、デジタルマップによる合理的な周遊を図る。

  盛岡の街に慣れない観光客でも、画面の表示に従い自転車で短時間に回ることで、立ち寄り先や1カ所当たりの滞在時間の増加を見込む。

  盛岡ホテル協議会の大見山会長は、「レンタサイクルは3千人ほどの方が利用されている。これまでもさまざまなマップが作られたが、実際に回ってみると分かりにくいこともあった。GPSを利用して利便性が向上すればリピーターになってもらえるのではないか。産学タイアップして取り組むことができた」と期待している。

  試験運用で利用者にアンケートを行い、その後は協議会加盟のホテル16館の貸自転車で利用を開始する。


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