盛岡タイムス Web News 2013年  10月  25日 (金)

       

■  新車効果で軽が底上げ エコカー補助後の冷え込み反転 9月県内登録台数13カ月ぶり増加


     
  売り上げが好調な軽自動車(盛岡市内のディーラー)  
  売り上げが好調な軽自動車(盛岡市内のディーラー)
 

 東北運輸局によると岩手県内の9月の新車登録台数は5767台で、前年同月比7・8%増となり、昨年8月以来13カ月ぶりに増加した。軽自動車の販売が同31%の大幅増となり、全体の数字を押し上げた。昨年のエコカー補助金終了後の新車の買い控えが収まり、今年のガソリン高などを背景に、ランニングコストの面から乗り換えが増えている。新車投入効果が重なり、盛岡市内のディーラーも、軽自動車を先頭に活気づいている。

  ホンダの軽自動車は、「NBOX」「N│ONE」などが好調。盛岡市北山2丁目のHondaCars岩手北山店の米澤勇人店長は「NBOX、N│ONEの車種の販売台数が増えている。9月の県内でのシェアは昨年の12・5%から15・1%に2・6ポイントアップしており、軽が好調。ガソリンが掛からず燃費が良く、トータルの維持費から軽を選択する方が増えている」と話す。

  近年の軽自動車は乗用車に対して税制や維持費の有利性に加え、乗り心地を重視しており、車内の広さは十分に確保している。米澤店長は「今までのホンダには無かったスタイルとパッケージングによる新製品が評判になった。中が広く燃費が良いことに加え、走りを犠牲にせず両立している」と、メーカーの方針を示す。

  三菱自動車は「eKワゴン」「eKカスタム」の2車種が人気。同市南仙北1丁目の東日本三菱自動車販売の金子智行販促課長は、「燃費がかなり良くなったほか、車内のタッチパネル操作など前のモデルに比べて改善している。新車効果が大きい」と話し、手応えを感じている。「ランニングコストや税金の面で軽の方が有利であることから、今の軽自動車は乗用車に比べても決して安くはないのだが、人気が出ている」と話す。

  全国軽自動車協会連合会岩手事務所によると、軽自動車の9月の新車登録台数2726台の内訳は乗用車2069台、バンタイプ238台、トラック419台。

  同事務所業務課の吉田勇磨係長は、「エコカー補助金が昨年9月中旬に終了してから買い控えがあり、それが収まって車が売れ始めている。スズキ、ダイハツなども力を入れており、9月は岩手だけでなく東北の管内全体で軽が好調だ」と話している。
 


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