盛岡タイムス Web News 2014年  4月   8日 (火)

       

■  岩手のコートに心のトス OWLS(紫波バレーアカデミー)ヘッドコーチに 綱嶋久子さん(元女子全日本代表)


     
   8月に始まるアカデミーのヘッドコーチを務める綱嶋久子さん。手前は長女の美友ちゃん  
   8月に始まるアカデミーのヘッドコーチを務める綱嶋久子さん。手前は長女の美友ちゃん
 

 紫波町で8月から始まるOWLS(アウルズ)紫波バレーボールアカデミー(運営・オガールベース、岡崎正信社長)のヘッドコーチを務める女子バレーボール元全日本代表、綱嶋久子さん(36)=旧姓・向井=がこのほど、一家で同町へやってきた。綱嶋さんは「現役を引退した理由には、指導する面白さを知ったということがある。アカデミーを通して競技のみではなく、体力的にも精神的にも、人として成長するための手助けができれば」と思いを語る。

  綱嶋さんは広島県廿日市市出身。1995年、就実高校(岡山県)時代にインターハイを制覇した。卒業後はVプレミアリーグなどで活動し、2000年、02年に全日本代表として活躍。引退後は指導活動をしながら夫の文郎さん(36)の地元の千葉県で、長女の美友ちゃん(1)と3人で生活していたが、ヘッドコーチを務めるために一家で同町へ移住してきた。

  以前、綱嶋さんは紫波町内で行われたバレーボール教室にゲスト講師として出席しており、その際に岡崎社長と知り合った。その後、同アカデミーのコーチについて相談を受けたという。「話をもらった時、候補者を何人か挙げたが、自分自身が関わりたいという気持ちはあった。引き受けることは一存では決められないことだったが、夫も賛成してくれた」と家族の後押しを語った。

  綱嶋さんは、子どもたちが自分の成長を感じたときの表情を見ることに、指導者としてのやりがいを感じるという。指導の際には子どもたちの自主性を尊重しながら、成長の手助けをしていく姿勢を示した。

  「与えられるだけでは身に付かない。子どもたちには、自分で考えて、自分で行動して、自分で失敗して、自分でもう一回考えてチャレンジできる人になってほしい。また、バレーボールは思いやりが特に必要な競技。周囲の仲間、チーム全体を気遣うことで、思いやりの心が育ってくれれば」と語る。

  アカデミー始動まで約4カ月。責任をひしひしと感じているという綱嶋さん。「指導者として、子どもたちが何か求めている時を見極められるよう、しっかり見ていきたい。どうしたらいいのか分からずにいるときに、ヒントになるようなものを与えられたらと思う。そのために、子どもたちをしっかり見て、向き合ってやっていきたい」と抱負を語った。


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