盛岡タイムス Web News 2014年  4月  20日 (日)

       

■ 小学校統合計画で懇談会 雫石町教委 住民理解に向け2回目

     
  雫石町立小学校の適正配置計画で町教委と町民が意見交換(14日、大村小)  
  雫石町立小学校の適正配置計画で町教委と町民が意見交換(14日、大村小)
 

 雫石町立小学校の適正配置計画に関する懇談会は14日の大村小を皮切りに、各学校区で開かれている。2016年4月までに、現行10校を5校に統合する計画。学習環境の向上を目的とした複式学級の解消などを盛り込み、13年10月に策定された。懇談会は昨年に続き2回目。第1回では大部分の合意が得られず、町教委は校舎跡地の活用案などを説明に追加している。

  計画の基本方針は▽複式学級の解消▽統廃合による適正配置を検討▽小学校を5校とする▽既存校舎を活用―。案では、一定数の児童が通う雫石小と七ツ森小は単独校として存続させ、その他8校を地区別で3校に統合、計5校に見直す。西山地区は下長山小、御明神地区は御明神小、御所地区は安庭小の校舎を使用する考え。

  大村小での懇談会には保護者や地域住民14人が参加。上野宏教育委員長、吉川健次教育長らと意見を交わした。地域住民からは統合を前向きに捉える意見が出たが、保護者は「複式学級でも安心して通わせている」「複式の解消が本当にわが子のためになるのか」と悩む声が目立った。

  「統合で本当の過疎の村になる」と危惧する住民は「公設民営で働ける施設にしてほしい」と校舎の活用策を意見。「南の玄関口として道の駅はどうか。大村は山菜やキノコが豊富。1階で産直、2階の教室は高齢者のケアや学童クラブ、合宿所にしたらどうか。温泉も湧くかもしれない」と話した。

  計画そのものについて、保護者からは「なぜそんなに急がないといけないのか」「本当に子どものためなのか」と疑問の声も。住民は「スタートとゴールしか出ていないのに、イエスかノーかの話になっている。間の経緯を当局と協議して説明を」と統合手順の具体化、明確化を求めた。

  吉川教育長は、すでに懇談会を終えた大村小と南畑小の感想として「複式学級の解消の必要性は感じ取っていただけたのかなと思っているが、地元から学校がなくなることについては、十分な理解が得られていない状況。校舎は地域住民の必要な施設として、利用していただけるよう説明を加えていけば、もう少し理解を得られるのではないか」と振り返る。

  統合の時期については「16年4月に統合したいという考えに変わりないが、準備の条件を解決しなければならない。統合する学校の教室の改修等が必要な場合は14年度中に決定しておかなければ、15年度中に改修工事ができない。極力、16年4月に統合できるようにと考えている」と話している。

  今後の日程は次の通り(開催時刻はいずれも午後7時から)。
  ▽22日安庭▽23日上長山▽25日西根▽30日下長山▽5月1日橋場▽同2日御明神


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