盛岡タイムス Web News 2014年  4月  26日 (土)

       

■  IT集積の加速期待 第2センターが完成 滝沢市IPU 全体で入居17社見込む

     
  自然光が入るオフィス部の廊下  
 
自然光が入るオフィス部の廊下
 

 滝沢市が同市巣子地内に整備を進めていたIT開発拠点施設「滝沢市IPU第2イノベーションセンター」が完成した。県立大南側に位置する既存のイノベーションセンター隣に建設。入居企業は、既存と第2センター合わせて17社となる予定。第2センターの完成に伴い、IT関連産業の集積加速が期待される。工事は3月31日に終わり、すでに企業の引っ越しが始まっている。開所式は5月30日に行う。

  建物外観は、岩手山の稜線をイメージした三角屋根が特徴。壁は茶系を基調にし、窓辺は赤や黄、緑や青といったカラフルな色使い。鉄骨平屋建てで、延べ床面積は既存センターより広い1269・85平方b。駐車場は60台を完備。停電に備え、発電機も設置した。

  室内は共用部とオフィス部に分かれる。共用部には、個別の会議室にもなるホールを整備。仕切りを取り除くと150人収容の広さとなり、セミナーの実施も可能。簡易キッチンやシャワールームも備えた。

  オフィス部はセキュリティーを強化し、既存センターより広い居住空間のオフィス9室を貸し出す。起業を考えている人の足掛かりを想定し、シェアオフィスも用意。貸しデスク8区画を設けた。そのほか、18人収容の会議室や休憩室が備わる。休憩室には、壁がホワイトボードになる仕掛けを施し、入居者同士の何気ない談話から新しいビジネスが生まれるよう配慮した。

  既存センターから第2センターに移転入居したヴェス(東京都)は、滝沢ソフトウェア検証センターとして同社の検証サービス本部機能を担う。佐藤哲也センター長は「部屋が広くなり、快適。セキュリティー面がきちっとしているので安心した。今後も業務拡大をしていきたい。研究機関との協力も模索中」と話していた。

  第2センターには、既存センターからの移転5社、新規2社の計7社が9室中7室に入居予定。既存センターは新たに2社が入居し、計10社となる。部屋は12室中4室が空く。入居者や貸しデスク募集は今後も市で募っていく。

  市経済産業部の福田一宏部長は「都会のオフィスにはない環境。入居企業同士の交流や県立大との連携で、ここから新しいものが生まれれば。すでに入居の皆さんには、地域の要望にスピーディーに協力していただいている。ある自治会からはホームページを作ってほしいという依頼があったようだ。行政の課題も共同事業を通じて解決していけたら」と期待する。


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