盛岡タイムス Web News 2015年  1月  9日 (金)

       

■  滝沢市 災害時にITの命綱 安否確認システムを実証 市民に「ココいるNet」


 滝沢市は、震災や豪雨災害など大規模災害発生時を想定し、市民の安否を確認し行政が迅速な対応を行うため、新しく「安否確認システム」の実証実験を開始する。県内自治体では初。2月から3月までの2カ月間、実証実験で確認した後、結果を検証しながら、住民の安全確保の実効性に検討を重ねる。

  8日の記者会見で発表した。東京にあるエフイーエスと、同市のIPUイノベーションセンターに入居する岩手インフォメーションテクノロジーと連携し、行政内で活用する上での運用性や操作性を確認する。実証実験では、エフイーエスからシステムが無償提供される。

  同システム「ココいるNet」は、ウェブを介した情報共有が特徴。大規模災害時はメール、電話が機能しない可能性が高い。同システムはインターネットに接続できる携帯やスマホ、パソコンがあれば、大切な家族や責任ある職場に現在の自身の場所や状態を、一度で同時に連絡可能となる。端末が故障した場合でも、自分のIDとパスワードを知っていれば他の端末で利用できる。また、サイトやログインIDをQRコード化できるため、カードなどに印刷して読み取り、誰でも利用することが可能となる。

  黒澤高同市企業振興課主査は「このシステムでは、ピンポイントに自分の子どもの安否なども確認できる。GPS機能もあり、どこにいるのか詳細な場所を通知される。災害が起きてもパニックを起こさず、迅速に行動できる余裕が生まれる」と活用の意義を話した。

  同システムは既に民間企業や個人で利用する人もいる。大規模災害の安否確認以外に、ペットの首輪にQRコードを印刷することで、迷子になった愛犬愛猫の位置を素早く知るなどの利用もされている。同市の職員で構成する第11消防団に導入実績はあるが、県内の行政機関で実証実験を行うのは同市が初。


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