盛岡タイムス Web News 2015年  9月 7日 (月)

       

■  勢力図はほぼきっ抗 県議選40人の当選決まる 投票率は52・81% 自民、共産が増、無所属も 県議選開票結果

 

  任期満了に伴う県議選(定数48)は6日投票が行われ、即日開票された。無投票6選挙区8人を除く40議席を懸けた戦いで、現職25人、元職2人、新人13人が当選。起意を示していた平野達男参院議員が知事選を突如取りやめ、現職の達増拓也氏が無競争で3選。達増氏支持派と不支持派がどう議席を分け合うかが注目の的となった。結果は両派がほぼきっ抗。有力県議が落選し、達増氏派が圧倒できなかった。知事選で態度を示さなかった候補も複数いる。今後国政の動きを踏まえ、県政界の再編も見込まれる。投票率は52・81%で東日本大震災津波直後の前回を7・79ポイントも下回った。

  選挙戦のあった10選挙区の候補55人のうち15人が涙をのんだ。内訳は現職が候補40人中7人が落選。新人は20人中7人、元職は3人中1人だった。

  全16選挙区の党派公認別獲得議席は、自民が改選前12議席から13議席。第1党を守ったが元職と新人3人が落選。民主は現有5議席を確保。生活は8議席から7議席(支援1人含む)で、元職が返り咲き、盛岡と奥州で新人が初当選。民主、生活は推薦候補も当選した。

  公明は現有1議席を死守。共産は1議席増えて3議席に。社民は現有3議席から1議席失った。ただし北上(定数4)で現職と競った無所属の元党所属北上市議が当選した。

  無所属(推薦含む)は立候補25人。改選前12議席から17議席に増えた。うち無所属会派いわて県民クラブが改選前8議席から2議席を失った。現職2人が勇退したが、新人2人が当選。党推薦は2人が当選。その他知事選で態度を明確にしなかった候補の中にも各党系会派に合流するケースが出る見込み。

  達増氏支持派か不支持派かで見ると、達増氏派の希望郷いわてを実現する会の民主、生活、無所属会派一山会の現職は4人を除き当選。無所属を含む新人も3人当選。知事選で支援支持を打ち出した共産、社民系の一部も当選している。

  これに対して不支持派で平野氏を推した自民、県民ク、公明と一部無所属。自民は安保法案で逆風を受け、県民クは平野氏の出馬断念騒動で反発を招いた候補もいて苦戦。一部選挙区事情でも劣勢を強いられるなどした。

  結果的に双方きっ抗し、無投票だった知事選が達増県政への圧倒的支持だと印象づけるには至らなかった。過去最低の候補者数と並んで県民の関心も低調だった今回、定数や選挙区割りを含め、県議会の意義や在り方を改選後の県議全員で議論する必要がある。

  同時に、9日の当選証書付与式と前後して、会派勢力の再構築や正副議長選をめぐる対応などについて協議が始まる。

  選挙戦10選挙区の有権者数(6日現在)は87万6229人(男41万5051、女46万1178人)。


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