盛岡タイムス Web News 2015年  9月 11日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉267 草野悟 三鉄こども駅長第1号

 

     
   
     

 三陸鉄道の運転席に座り、大変ご満悦なお方は竹田瑛登君7歳。太いまゆ毛がりりしい鉄ちゃんの卵であります。とにかく鉄道の知識は半端じゃなくすごい。しかも三鉄に限らず全国ほぼすべての鉄道をご存じのお子様なのです。

  「俺よ、新幹線のグランクラスに乗ったぞ」「苫小牧からフェリーの特等室で八戸まで乗ったぞ。特等室って言っても子どもは割り引きになるし、早割だと普通より安いこともあるんだ」「行くときは青森からフェリーで苫小牧まで行ったけど、朝5時に着くんだ。だからどっこも店がやってねえ。食うものねえんだ」とにかく乗り物の知識はすごい。

     
   
     

  瑛登君の部屋はマンションの最上階。下方に東北新幹線の高架橋がぐるっとマンションを囲むように盛岡駅に向かっています。180度近いパノラマの角部屋なのです。一人っ子だけど2段ベットで下には鉄道グッズがびっしりと整理整頓されて並んでいます。「きれいにしてるね」というと照れ笑いを浮かべ、「お母さんがやってくれる」と無邪気に答えます。時刻表をほぼ暗記し「あと3分ではやてが通るよ」と正確な通過時間を教えてくれます。お父さんはバス会社を経営。三陸鉄道を勝手に応援する会の会員でもあります。瑛登君、そのためか乗り物への興味は生まれた時から備わっていたようです。

  瑛登君の憧れは「三陸鉄道」。ある時イベント列車に乗車することになりました。運転席の横の窓にへばりつき、一時もそこを離れようとしません。宮古から田野畑まで、ずっと線路を凝視し、時々カメラで撮影していました。宮古駅へ着いたときは、ふらふらになって立っていられないほどでした。きっと間違いなく完璧な鉄道オタクとして成長していくことでしょう。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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