盛岡タイムス Web News 2015年  9月 15日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉72 盛岡市 上太田地区 伝統の担い手新たに 八ツ口神楽 小学生4人が初舞台(佐々木貴大)

 

     
  八ツ口神楽の後継者として練習に取り組む中村君、熊谷伊織君、熊谷優希君、岩泉君(左から)  
  八ツ口神楽の後継者として練習に取り組む中村君、熊谷伊織君、熊谷優希君、岩泉君(左から)
 

 盛岡市上太田八ツ口に伝わる八ツ口神楽。市の無形文化財にも指定されているこの神楽に今年、新たに小学5年生4人が加わった。9月5日に熊野神社で行われた祭典で、4人は初舞台を踏んだ。新たな伝統の継承者として、4人は練習に励んでいる。

  入会したのは、いずれも太田東小5年の熊谷伊織君(10)、中村飛馬君(11)、熊谷優希君(11)、岩泉陽喜君(11)の4人。同校では毎年八ツ口神楽の伝承活動を行っており、伊織君が同級生に「6年生から引き継ぐ前にしっかり練習しよう」と呼び掛けたことがきっかけで興味を持ったという。4人は今年6月から、熊野神社境内の練習場での練習に積極的に参加している。

  初舞台となる熊野神社の祭典では、八ツ口神楽の基本とされる「御神楽」を披露。手にした扇と錫杖(しゃくじょう)を打ち鳴らしながら舞う。

  一つ一つの動きを確認しながら、練習に励む4人。指導する熊谷久一郎さん(53)は「真面目に練習し、しっかりと取り組んでいる。来年以降も練習を続け、新しい演目を覚えるなど頑張ってほしい」と今後の成長に期待する。

  八ツ口神楽は江戸時代、地元に勧請した熊野神社に伝わる神楽とされる。勇壮で激しく、躍動感のある踊りが特徴で、五穀豊穣(ごこくほうじょう)の願いが込められている。

  伊織君は「将来は太鼓をたたきたいと思っている。本番では練習の成果をしっかりと出して踊りたい」、中村君は「最初はできなかった動きも、練習してできるようになるとうれしい。お祭りでは練習で注意されたことに気を付けて頑張りたい」、優希君は「錫杖を振って音を出しながら踊るのは楽しい、5日は元気に踊りたい」、岩泉君は「見ているときは簡単そうだったが、実際に踊ってみると腕を伸ばしたりするのが大変で、そして面白い。大人になっても踊りたい。本番では間違わないように踊る」とそれぞれ決意を語った。
   (佐々木貴大)


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