盛岡タイムス Web News 2015年  9月 16日 (水)

       

■  英語で正答率上昇 県教委 高1・2年基礎力調査

 

  県教委は15日、2015年度の「県高校1年・2年基礎力確認調査結果」と「同意識調査結果報告」、「県中学校新入生学力状況調査」と「同意識調査結果報告」を発表した。1、2年とも英語で読解や英作文の正答率に上昇が見られる。読解力の向上などが課題となっている。

  調査は全県的な規模で学習の定着状況を把握し、その結果を基に教育施策に反映させることで児童生徒の学力向上につなげることが狙い。高校1、2年を対象とした基礎力調査は4月13日から20日までの間に実施。1年生は公立校全日制64校と特別支援学校5校の9236人、2年生は公立校全日制64校と特別支援学校4校の9351人が対象となった。

  学年別で見ると、1年生の正答率は国語67・4%、数学70・4%、英語70・2%。国語は問題を一部変更した影響で平均正答率が下降。数学は中学3年時の全国学力調査との比較問題で成果が見られた。英語は過去2年間と比較し、読解や英作文で正答率の伸びが見られる。

  2年生の正答率は国語52・4%、数学51・6%、英語51・3%。国語は前年度と同水準の成績を維持。数学は「言葉での説明を求める」問題などに課題が見られた。英語は1年生の結果と同じく読解や英作文の正答率が上昇している。

  意識調査では、国語、数学、英語に対し「学習したことが社会に出て役に立つ」と考える生徒の割合が上昇し、3教科とも過去2年間で改善傾向がみられる。一方でインターネット・メールなどを1時間以上利用する生徒の割合が72・7%と増加傾向にあり、家庭学習時間確保の困難さに影響を抱えていると考えられる。

  中学校新入生(1年生)を対象とした調査は4月21日、県内の公立中学校167校で実施。国語は1万559人、数学は1万560人が対象となった。

  正答率は、国語69%、数学74%。傾向を見ると、それぞれの強化で課題が改善されないまま学年が進んでいる部分がある。無回答率が1割程度の問題は国語7問、数学2問であり、問題文の内容をしっかり捉えて回答できるよう読解力を高めることや、諦めずに自分の考えを記載するよう意識を高める取り組みの重要性が浮き彫りとなった。


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