盛岡タイムス Web News 2015年  9月 24日 (木)

       

■  盛岡市上の橋 大改修で車両一方通行 10月から2年工事 架橋80年で老朽化 でんでんむし路線変更


     
   10月1日から交通規制の敷かれる上の橋(中津川右岸、西たもとから撮影)。写真左奥の岩繊ビルまでが規制区間になる  
   10月1日から交通規制の敷かれる上の橋(中津川右岸、西たもとから撮影)。写真左奥の岩繊ビルまでが規制区間になる
 

 盛岡市は、中津川に架かる上の橋の老朽化に伴い10月1日から初の大規模な補修工事に着手する。今年度は上流側、16年度は下流側の補修が行われる。このため橋本体と東側の合わせて約100b区間で終日交通規制が敷かれる。工期は今年度が2016年3月19日まで約半年間。この区間で天神町方面から本町通1丁目に向かう車両が通行できなくなり、本町通1丁目方面からの一方通行になる。盛岡都心循環バスでんでんむしのルートや停留所も一部変更、休止される。

  所管する市建設部道路管理課によると、上の橋は1935(昭和10)年竣工。市道本町通1丁目新庄町2号線上にある延長54b。幅員は全幅13b。うち車道が片側1車線の2車線で幅員7・3b、歩道は上下流にあり、片側2・37b。欄干には国認定重要美術品の青銅擬宝珠(せいどうぎぼし)がある。

  これまでは路面に穴ができた都度、補修されてきた。ひび割れで雨水が入り込むと、舗装のアスファルトと橋桁の間にあるコンクリート製の床版(しょうばん)から白い石灰成分が川に流入し、劣悪な状態になっている。

  このため2年かけて舗装と床版を打ち替え、コンクリに鉄筋コンクリートで補強を施す。コンクリ製の主桁のひび割れ補修、歩道と車道の境界となる縁石も現状の高さ数a差から現行基準に合わせて15a差にするなど整備される。

  今年度は上流側の車道と歩道、16年度は下流側でそれぞれ実施。いずれも工期は年度後半の10月から翌年3月までの予定。

  工事は期間中の午前9時から午後4時まで。交通規制の区間は上の橋本体と東側の「岩繊ビル」前交差点までの約100bに及ぶ。歩行者については今年度、下流側の歩道を通行できる。自転車も降りて通行可能で東西を往来できる。

  車両はこれに対して一方通行のみとなり、本町通1丁目から上ノ橋町や天神町方面へ向かう場合に限られる。でんでんむしも「右回り線」が現行通りなのに対し、上ノ橋町から本町通1丁目方面へ向かう「左回り線」はルート変更などになる。

  変更されると、城南小の交差点を左折し、盛岡市保健所経由で与の字橋を通って右折。県民会館と中津川右岸の間を北上して上の橋西たもとにう回することになる。このため上の橋町バス停が休止され、う回ルートに代替バス停が設けられる。

  道路管理課は通行規制を踏まえ、18日夜に地域住民を対象に説明会を開いた。町内会長や所在事業所から10人が参加した。

  近藤春彦同課長は「市では橋りょうの長寿命化計画に取り組んでいる。市内に2b以上の橋が約580カ所ある。上の橋は本来なら架け替えが必要だが、予算や技術的な課題があり、2年間片側ずつ工事をする。地域の皆さんには不便を掛けるが、協力をお願いする」と呼び掛けた。

  住民からは交通混雑による歩行者の安全や交通事故対策へ誘導員の配置、地域以外からの交通への周知を図るよう要望が出た。

  岩繊ビルから東北電力岩手支店間をう回路にする朝夕の渋滞を懸念する声も。でんでんむしのルート変更で集合住宅や戸建て住宅地の多い上ノ橋町、加賀野1丁目地内に住む利用者が不便になるとの不安も漏れた。

  同課では「まず規制を実施し、必要に応じて対応を図る」と説明した。市は連休明けにも規制の周知看板を掲示する考え。市広報紙9月15日号や市公式ホームページには内容が掲載されている。


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