盛岡タイムス Web News 2015年  9月 25日 (金)

       

■  動物公園 官民連携でリニューアルへ 盛岡市議会全員協議会 活性化の方針示す


  盛岡市は老朽化が進む盛岡市動物公園について、2018年度以降に官民連携による大規模リニューアルを検討している。動物を観察するだけの動物園ではなく、岩山地区の豊富な自然環境を生かし、顧客ニーズに応えたオリジナリティーある施設に更新し、利用者の満足度を向上させる。15年度は、官民連携事業(PPP/PFI)による事業実施の可能性を検討するため再生活性化事業調査を実施する。市都市整備部が24日の市議会全員協議会で説明した。

  現在、市動物公園は37・2fに約100種800頭の動物が展示されている。1989年の開園時の26万人をピークに現在は15万人〜16万人の入園者で推移する。開園から26年が経過し、顧客のニーズも変化しているほか、施設の老朽化が激しく危険な箇所もある。

  市が目指すコンセプトは、市動物公園の変化を感じ、自分が変わり、地球が変わることに思いをはせる「CONVERSION ZOO(コンバージョンズー」。動物展示にストーリー性を持たせるため、園内を大きく三つの展示エリアに分けることを検討する。

  一つ目は「郷土の森で不思議を発見」をテーマに、盛岡の森探索を通して動物たちやそこに住む生物と出会い、不思議を発見する「里山探検ゾーン」。二つ目は「感じるこころをよび覚ます」をテーマに、動物や生物といった自然の触れ合いを通して命の温かさ尊さを感じる心を呼び覚ます「いきものふれあいゾーン」。三つ目は「いのちの環に思いをはせる」をテーマに、世界の動物と出会う旅を通して地球の自然が支えるたくさんの命のつながりに思いをはせる「世界の自然ゾーン」。

  このほか、岩山公園展望台などと水力ケーブルカーで市動物公園を結ぶ計画など、岩山エリア全体を考えた構想としている。

  15年度は国の先導的官民連携支援事業1250万円を活用し、▽現状の把握および前提条件等の整理▽先行事例の調査および報告▽基本構想の検討▽民間事業者の意向把握▽PFI事業導入可能性の検討▽実施可能性の評価―などの調査を実施。市は関連予算案を市議会10月定例会に提案する。16年度は15年度の検討結果を踏まえた課題解決などの検討を行う。


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