盛岡タイムス Web News 2015年  9月 27日 (日)

       

■ 和歌山国体開幕 紀の国へ復興のかちどき 本県選手団入場行進 五十嵐敦選手(相撲・盛岡市役所)旗手に

     
  堂々と行進する本県選手団  
 
堂々と行進する本県選手団
 


  和歌山県を主会場とする第70回国体(2015紀の国わかやま国体)は26日、和歌山県和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で天皇皇后両陛下ご臨席のもと総合開会式が開かれた。大会は10月6日まで繰り広げられる。希望郷いわて国体の開催も来年に迫り、岩手県選手団の活躍が期待される。(和歌山市・佐々木貴大記者)

 開会式で、本県選手団は全体の3番目に入場。来年に本県で開催される第71回国体(希望郷いわて国体)をPRする横断幕を手に、堂々と行進した。旗手で相撲競技に出場する五十嵐敦選手(盛岡市役所)を先頭に、鮮やかな青色のジャージに身を包んだ9競技の選手約70人が笑顔の中に闘志をみなぎらせ、和歌山県の観客に手を振った。五十嵐選手は「旗手という大役はめったにできることではないが、緊張はなく、楽しんでやりたい。自分の競技でも好成績を残せれば、いわて国体にもつながると思う。気を引き締めて臨みたい」と決意を話していた。

  オープニングプログラムでは、国体のイメージソングに合わせさまざまな団体が踊りを披露。「紀の国のみち=vをテーマとした式典前演技では、約2800人が一糸乱れぬ動きで和歌山のこれまでと未来を表現した。伝統芸能である紀州九度山真田祭りが再現されたほか、和歌山県ゆかりの著名人からの応援メッセージも上映された。

  式典では、前回の長崎国体で総合優勝した長崎県から天皇杯が、女子優勝の東京都から皇后杯が返還された。張富士夫大会会長(日体協会長)が「全国から厳しい予選を勝ち抜き、栄えある郷土の代表として参加された選手の皆さんは、フェアプレー精神のもと、日頃鍛えた力と技を存分に発揮されるとともに、他県の選手団はもとより、和歌山県の皆さんとの交流の輪を広げられ、実り多い大会とされるよう切望します」とあいさつした。

  開会式に先駆けて補助競技場で行われた出陣式で、県選手団団長で県体協会長の達増知事が「いよいよ和歌山国体の開幕です。スタジアムの皆さんに復興支援の感謝を伝えながら、来年はぜひ岩手に来てほしいという気持ちを伝えてほしい。選手の皆さんの活躍を県民も期待している。岩手の力を大いに発揮してほしい」と選手を鼓舞(こぶ)した。掛け声とともにこぶしを突き上げ、選手団の結束を強めた。

  本県からは選手団として選手、監督、本部役員の計655人が和歌山国体に参加。来年に本県で開催される第71回国体(希望郷いわて国体)を見据え、選手強化が進んだ結果、2巡目国体では初の正式競技37競技全てに出場する。2巡目国体では本県最高となる男女総合成績(天皇杯順位)10位台、得点1150点を目指す。本部役員らによる運営の視察も並行して行われており、開会式を視察した岩手県国体局の岩間隆局長は「非常にコンパクトで、機能的に各種ブースがまとまっている。おもてなし広場も、一般用と選手用が分かれているなど、長崎国体の時には見られなかった工夫もあった。先催県のいいものを取り入れて、いわて国体も成功させたい」と話していた。

  和歌山国体は「躍動と歓喜、そして絆」をスローガンに、全国47都道府県から選手、監督、役員の合計約2万2千人が参加。会期前に実施された競技も含め、正式競技37競技、特別競技の高校野球、公開競技4競技、デモンストレーションスポーツ28行事が行われる。


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