盛岡タイムス Web News 2015年  9月 28日 (月)

       

■  〈幸遊記〉246 照井顕 FM岩手・復活!一夜限りのオール・ザット・ジャズ


 この10月1日(2015)FM岩手が開局30周年を迎えるという。30年前の1985年は、まだまだジャズが熱かった時代である。メディアはレコードからCDに変わったばかりの頃で、新しいFM岩手はCDの枚数が日本一とか言ってのスタートでした。開局にあたっての自社番組として「ALL・THAT・JAZZ」の企画書を陸前高田のジョニーへ持参してくれた故・岡部敏男編成部長。

  内容は、一関・ベイシーの菅原昭二さん、盛岡・伴天連茶屋の瀬川正人さん。そして僕、陸前高田ジョニーの照井顕が、週代わりで担当するというものでした。実際番組が始まった時には菅原さんに代わって、大槌のクイーン(岩手最古のジャズ喫茶、3.11の津波で流失)の佐々木賢一さんによる3人でのスタートでした。

  数年して佐々木・瀬川の両氏が降板、その後10人ほどのさまざまなパーソナリティーが去来したが、なぜか僕だけは変わらず、結局番組が終わった2010年9月までのちょうど25年間、パーソナリティーの1人として番組を担当した。FMのディレクターも岡部さん、斎藤純さん(現作家・石神の丘美術館長)、大川原義明さん(現・青森朝日テレビ)、小田島大さん(現・FM岩手)と代わってFM岩手開局からの職員は小田島さんと大野美栄子さんの2人だけの様子。

  僕は専門だった「日本のジャズ」をそのシンボル的存在でNY在住のジャズピアニスト、穐吉敏子さんを中心に据え、彼女があのビバルディの「四季」を凌駕(りょうが)するつもりで書いたと言っていた組曲「森田村の四季」の全曲や「ヒロシマ−そして終焉(えん)から」(広島で初演した1カ月後に9.11のニューヨークテロ)の全楽章をノーカット放送したことは、僕にとっては誇り。もちろん幾度となく番組にも出演してくださった穐吉さん。たぶん民放では一番の回数でしょう。

  番組が始まって数年の頃からアシスタントとして全週のコーディネート役を最後までやってくれた故・沼田智香子さんのことなどが思い出されますが、FM岩手では30周年を記念し、10月1日の深夜26時(2日午前2時〜3時)一夜だけのALL THAT JAZZを復活してくれるという。案内役は石田麻衣さん、話し役は僕、よかったら聞いてみてください。(カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


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