盛岡タイムス Web News 2015年  9月 29日 (火)

       

■  テニス少年男子が8強 わかやま国体 県勢初の快挙達成 本多・松浦(岩手高2年)石川県に2─0



     
  正確なショットで相手を圧倒した本多映好  
  正確なショットで相手を圧倒した本多映好
 

  和歌山県で開催されている第70回国体(2015紀の国わかやま国体)は28日、和歌山県内各地で競技が行われた。このうち、テニス競技は和歌山市の市立つつじが丘テニスコートで行われ、岩手県代表少年男子チームは3回戦で石川県代表と対戦。2─0で勝ち、この種別として初の8強入りを果たした。

  国体テニス競技は都道府県による団体戦。シングルス2試合とダブルス1試合を行い、先に2勝したチームが勝利となる。岩手の少年男子はともに岩手高2年の本多映好と松浦洸祐がチームを組み、今大会を勝ち進んだ。

  シングルス1は、本多が宮永竜聖と対戦。立ち上がり、動きに硬さがみられる本多だったが、相手のサービスゲームとなった第1ゲームをブレイク。これで勢いに乗り、以後のゲームでも得意とする正確なバックハンドで次々と得点。8─2で勝利した。

  「ベスト8を前に緊張したが、本多の勝ちで楽に試合に入れた」と振り返る松浦は、シングルス2で覚本巧と対戦。守備的な相手の戦術にはまり、苦しい展開が続く。互いにサービスゲームをキープし、7─7で迎えた第15ゲーム。松浦が得意のサーブで積極的に攻めリズムを作り、8─7とリード。続く16ゲームも積極的に攻め、ついに相手のサービスゲームをブレイク。我慢の中でも攻める気持ちを忘れなかった松浦が9─7で勝った。

     
  強気な攻めで勝利をもぎ取った松浦洸祐  
  強気な攻めで勝利をもぎ取った松浦洸祐
 


  本多は「松浦の調子が良く、ダブルスであれば勝ちに行ける。シングルスのどちらかひとつ勝てれば、ということで気が楽にプレーできた。残り3試合も優勝を目指して戦いたい」と語る。松浦も「自分のサービスゲームをキープし続けたのは大きかった。相手がつないでくる中、最後は回り込んで力強くフォアでたたききったのがよかった」と振り返った。

  県テニス協会の浅沼道成理事長によると、テニス競技では2巡目国体に入ってから入賞がなく、全種別において国体のベスト8入りは県テニス界の悲願だったという。浅沼理事長は「30年近く入賞できない中、県勢の悲願が達成され涙が出た。岩手国体に向け、この子たちにはもっと上を目指してほしい」と熱い口調で語った。

  来年は3年生に進級し、希望郷いわて国体(第71回国体)では少年種別の主力として活躍が期待される。本多は「勝てることが確信できた。岩手国体までにもっとレベルアップして、自分たちの戦いができるようになれば」、松浦は「来年の国体は地元開催。高校3年の時に国体が地元で開催されるというのはなかなかないこと。地元の代表としてしっかり戦い、てっぺんを狙いたい」と飛躍を誓った。
(佐々木貴大)


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