盛岡タイムス Web News 2015年  10月 4日 (日)

       

■ 文化で国体を後押し 岩手芸術祭が開幕 盛岡で式典とフェスティバル

 

     
  フェスティバル冒頭を飾った川原田泉さん(盛岡一高)のバイオリン演奏  
  フェスティバル冒頭を飾った川原田泉さん(盛岡一高)のバイオリン演奏
 

 第68回岩手芸術祭(県教委など主催)が3日、盛岡市内丸の県民会館で開幕した。同日は同館大ホールで開幕式典とフェスティバルが行われ、詰め掛けた多くの人々が器楽の演奏や伝統芸能、本県出身のトップアスリートらによるトークショーなどを楽しんだ。「未来へ紡ぐ いわての芸術 きっとつながる、ずっときらめく」を総合テーマに掲げ、来年2月までに県内各地の会場で舞台公演、文芸祭、美術展、華道展や茶会などが開催される。

  式典では主催者を代表し同祭実行委員会の柴田和子会長が「岩手芸術祭は昭和22年に第1回が開催されて以来、県民の芸術・文化活動の発表の場、また芸術・文化を身近に鑑賞できる場として多くの皆さまに親しまれ回を重ねている。ぜひ多くの皆さまに会場に足を運んでもらいたい」とあいさつ。同祭の発展に尽力した芸術家ら10人に感謝状を贈呈した。今年のテーマ公募で優秀賞を受けた風張沙樹さん(盛岡市)の表彰も行われた。

  今年の開幕フェスティバルのテーマは「『希望郷いわて国体』を芸術・文化で盛り上げよう!」。東日本大震災からの復興に祈りを込め、来年に迫った国体の成功を目指すプログラムが展開された。

  第1部は「祈りから希望へ」と題し、音楽や芸能が披露された。冒頭を飾ったのは宮古・河南中出身の川原田泉さん(盛岡一高2年)のバイオリンの演奏。井上綾子さん(同)のピアノ伴奏でラフマニノフ作曲「ヴォカリーズ」を演奏した。その後、盛岡市出身のピアニスト森知英さんのピアノ演奏、相撲甚句の節に乗せて震災の教訓を伝える「釜石あの日あの時甚句つたえ隊」による発表と続いた。それぞれのステージの後には大きな拍手が会場を包んだ。

  第2部は「『希望郷いわて国体・希望郷いわて大会』に向けて」。国体・大会の総指揮者でもある達増知事が「今回の開幕フェスティバルのテーマの通り、スポーツのみならず芸術・文化の面からも大いに国体が盛り上がることを期待します」と述べた。本県出身選手や元選手によるスペシャルトーク「岩手の風土と魂を語る」では八幡平市出身の三ヶ田礼一さん(スキー、ノルディック複合)、二戸市出身の苫米地美智子さん(カーリング)、洋野町出身の大井利江さん(円盤投げ)、北上市出身の千田美智仁さん(ラグビー)が登場した。

  第3部は「希望郷いわて〜芸術・文化と体育の躍動〜」とし、盛岡吹奏楽団や県内の合唱団、高校音楽部がさだまさしさん作曲の復興応援ソング「ふるさとの風」などを披露。大槌町出身の歌手・臼沢みさきさんによる国体・大会イメージソング「笑顔の賛歌」、PRキャラクターのわんこきょうだいらによる「わんこダンス」も会場を盛り上げた。


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