盛岡タイムス Web News 2015年  10月 6日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉74 盛岡市 城西町内 陸橋からの視点にも彩り 城西中の花壇 用務員が手塩に掛け整備(藤澤則子)

 

     
  地域住民の目を楽しませている城西中の花壇を整備する川村照美さん(左)と阿部雅彦さん  
  地域住民の目を楽しませている城西中の花壇を整備する川村照美さん(左)と阿部雅彦さん
 

 盛岡市城西町の城西中(平澤千麻子校長、生徒393人)の花壇が秋の見頃を迎え、生徒や地域住民らの目を楽しませている。県道1号線沿いに接して整備され、フェンス越しに見える色とりどりの花が話題になっている。

  校門脇から校地内に弧を描くように整備された花壇は全長約100b。校舎新築工事に伴い、2014年度に新たに整備された。2年目の秋となる今年は、サルビア、カンナ、ブルーサルビア、ニチニチソウなど親しみやすい花々が咲き誇る。

  盛りは過ぎたが、歩道から真っ先に目に入るのがひときわ背の高いヒマワリ。同じ方向に笑顔を向けるよう、一斉に花開くさまに「『自分の方を見てくれているようで励まされた、落ち込んでいた心が癒やされた』と声を掛けてくださる方もいた」と話すのは、同校勤務5年目の用務員川村照美さん(64)。同4年目の阿部雅彦さん(58)とともに、花壇の手入れをしてきた。

  水やり、切り戻し、追肥、株分けなど、他の校内業務をこなしながら日々の手入れに汗を流した。今夏は猛暑日も多く、花を弱らせるアスファルトの照り返しを防ぐため、夏休み中も水まきが欠かせなかった。

  「中学生も先生方も忙しいと思うので、花を見て少しでもほっとしてもらえれば」と、整備に励んできた阿部さん。通りすがりの人から声を掛けられるなど、地域の人たちの好反応に驚きながらも「喜んでもらえるのはうれしい」と頬を緩める。

  同中のサッカー仲間の下村栄輝君、平松駿君、稲邊優希君、中屋和樹君はともに2年生。登下校時や昼休みに校庭に出るとき、目に入るのが鮮やかな花々。「下校点検で校門に立つとき、いつも花壇の花がきれいだった」「転校してきた時、真っ先に花壇が目に入った」と話す。

  平澤校長は「2回の選挙で本校が投票所になった時も多くの方に見ていただき、声を掛けていただいた。花壇を整備する職員の日々の努力とともに、花の持つ力を感じた」と話す。

  川村さんらは、来年度の花壇造りに向けて種の採取にも取り組んでおり、今後はチューリップなどの球根を植えていく予定。「入学式には花いっぱいの花壇で迎えたい」と、めぐってくる新しい季節を見据えている。
    (藤澤則子) 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします