盛岡タイムス Web News 2015年  10月 8日 (木)

       

■  感謝の思いと同乗して 被災地支援を縁に足利へ 盛岡市内の旅行代理店 バスツアーの参加者募集

 

     
   被災地支援への感謝も込めた、足利市へのツアー参加を呼び掛けるトラベル・リンクの北田耕嗣さんと北田公子社長  
   被災地支援への感謝も込めた、足利市へのツアー参加を呼び掛けるトラベル・リンクの北田耕嗣さんと北田公子社長
 

 東日本大震災以降、本県被災地への支援活動を続けている栃木県足利市など、関東近隣の市民へ感謝の思いを込めた「あしかがフラワーパークイルミネーションと古都散策、岩手郷土芸能祭in足利ツアー」が24日から1泊2日の日程で実施される。盛岡市の旅行代理店トラベル・リンク(北田公子社長)の主催。岩手の優れた文化を発信し、地域間の交流を深める旅。参加を呼び掛けている。

  ツアーは24日午前8時、盛岡駅からバスで出発。午後2時ごろ足利市に到着し、江戸時代の伊万里、柿右衛門などを所蔵する世界最大級の陶磁器美術館・栗田美術館を見学する。夕方から同美術館庭園の特設舞台で行われる「岩手芸能祭in足利」で早池峰大償神楽(ユネスコ世界無形文化遺産)などを鑑賞。このあと、夜景コンベンションビューローの日本夜景遺産に認定された「あしかがフラワーパークイルミネーション」を楽しむ。2日目は、国宝鑁阿寺(ばんなじ)や足利学校を訪ね、古都の魅力に触れる。

  「岩手芸能祭」の前身となる神楽公演は2013年、盛岡市の被災者支援団体SAVE IWATE(寺井良夫代表理事)や足利市の伝統芸能ゆいの会(木村克子代表)の働き掛けで、足利市の樺崎八幡宮で行われた。

  14年には「岩手芸能祭」と命名して鎌倉市の建長寺で開き、本県の虎舞や鬼剣舞、鹿踊りが出演。収益金は、津波で流出した鵜住(うのすみ)神社(釜石市鵜住居町)の本みこしの復活に役立てられ、今年9月の鵜住神社例祭には、足利市や鎌倉市などから約70人が駆け付けた。今回の岩手郷土芸能祭in足利の収益も、鵜住神社の参道修復などに寄付するという。

  伝統芸能ゆいの会は、郷土芸能を通して、被災地と関東圏を結び、復興を応援しようという市民グループ。木村代表(46)は「関東にも継続して復興を応援している人がいることを知ってほしい。岩手の皆さんとの交流にもつなげていきたい。県外で岩手の郷土芸能を見ると、その良さを再認識できると思う」と話す。岩手郷土芸能祭は継続開催する予定で、来年3月には東京の増上寺での開催が決まっている。

  岩手もりおか復興ステーション所長で、トラベル・リンク東京担当の北田耕嗣さん(41)は「足利氏ゆかりの古都の魅力を味わってほしい。被災地を応援する関東圏の人たちの熱意に触れてもらうことで、自分たちの地域を見直すきっかけにもなれば」と願った。

  ツアーの宿泊先は足利市ホテル高雄、旅行代金は2万9800円(食事代、宿泊費、バス代、入場料、消費税込み)。定員40人。参加申し込み締め切りは17日。

  参加申し込み、問い合わせはトラベル・リンク(電話019─658─8644)へ。


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