盛岡タイムス Web News 2015年  10月 9日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉271 草野悟 心温まる米沢の友人たち

 

     
   
     

 山形県の米沢市から2人の友人が三陸鉄道宮古本社を訪ねてくれました。中央は、「三陸鉄道フロントライン研修」を3度も活用してくれた米沢商工会議所専務理事の柴田正孝さん。右は個人的にすでに5回も来てくれた鈴木幸一さん。

  今回は、山形商工会議所女性会連合会(井上弓子会長)さんから、三陸鉄道へ心温まる義援金を持参してくれました。左の三陸鉄道の望月正彦社長は大感激です。東日本大震災から4年半も経過し、徐々に記憶が薄れる中で、こうしてわざわざ持参してくれたことへ心から感謝を述べていました。米沢商工会議所の会頭、吉野徹さんからは個人的に義援金をご寄贈いただきました。

  山形県と岩手県は、アクセス面で不便なこともあって意外と交流が盛んでありません。そのような中、上杉鷹山公の生誕250年事業というイベントで関わったご縁で、今ではなくてはならない大事な仲間として交流が続いています。米沢を自家用車で早朝4時に出発し、お昼に宮古市へ到着しました。約8時間の道のりです。運転は鈴木幸一さん。昨年の全線開通の時も来ていただきました。ところが大人気の三鉄車両は超満員で、切符を買ったのにとうとう乗車できませんでした。その切符は「大事な記念品」としてご自宅の額に収まっています。

  それで、今年こそと柴田さんと鈴木さんの2人は、ようやく北リアス線宮古と久慈間を往復体験いたしました。「あまちゃん」のふるさと、北三陸市にも行けたと喜んでいました。三陸鉄道の望月社長は、こうした全国からの応援に何よりも感謝の気持ちを抱き、常々、社員の朝礼でも「こうした人のつながりこそ三鉄の大事な財産。決して恩義を忘れないように」と優しい口調で話をします。笑顔をつなぐ、ずっと…また三鉄の輪が広がりました。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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