盛岡タイムス Web News 2015年  10月 10日 (土)

       

■ 沿線の魅力引き出す IGR銀河鉄道 本社屋は来月16日に 青山駅新改札と同時開業 飲食・物販店舗も入居へ

 

     
  青山南口を含め11月16日に開業するIGRいわて銀河鉄道の本社屋  
  青山南口を含め11月16日に開業するIGRいわて銀河鉄道の本社屋
 

 IGRいわて銀河鉄道(菊池正佳社長)の本社屋と青山駅の新改札口が11月16日、盛岡市青山2丁目地内に開業する。同社の本社屋は、現在は同市上田1丁目地内にあるが、災害・異常時における即応力強化と日常の業務効率化・経費節減のためIGR沿線に移転新築。青山駅の新改札口は「青山南口」の名称で、自動券売機などが設置され、利用者の利便性の向上が期待される。9日の取締役会後の記者説明会で、新設の本社や改札口の概要が説明された。

  青山南口は、これまで厨川中側から同駅を利用する場合、馬頭踏切付近の交差点を回って改札口へ向かっていた。南口の新設で、移動距離が短くなり、3分〜4分の時間短縮につながる見込み。同社では、利便性の向上により、現在1日当たり約3千人の同駅の利用者の増加にもつながるとみている。

  新設の本社屋は、鉄骨3階建てで延べ床面積は1100平方b。土地を含まない建築費は約4億4500万円。1階部分には青山駅の新駅舎のほか、同社の観光部門である銀河鉄道観光、いわて銀河鉄道不動産、飲食店舗、物販店舗が入居する。2、3階部分が本社機能となる。

  現在、同駅の待合室は北口に8人程度の収容力しかないが、本社屋新設に伴い、南口に新たに18人分の椅子が設置される。駐輪場も現在の北口の500台分に加え、新たに本社屋前に84台分を確保。駐車場は車いす利用者用1台分を含め5台分が新たに整備される。

  本社屋の1階に入居の銀河鉄道観光は、これまでIGR沿線の西側には少なかった旅行会社の機能を補完。自社の企画を提案するほか、近畿日本ツーリストの代理店、JTBの特約店も兼ね、ワンストップでサービスを提供できるようにする。将来的には高齢者への切符の配達なども考えていく。

  同じく1階に入居の飲食店舗、物販店舗は11月20日に開業。飲食店舗は地産地消やおいしさと安全・安心をモットーに県内在住のシェフ伊藤勝康氏が監修し、食を通じた沿線地域の情報発信と活性化、新たな駅のにぎわいを創出する。メニューは旬野菜のグリル、パスタ、魚料理、佐助豚や彩菜鶏などを使った肉料理、デザート、県産ワインなどを提供。営業時間や定休日は調整中。

  物販店舗は、クロステラスやイオン渋民店などで産直を運営し、IGR沿線で数多くの出荷農家と連携している「賢治の土」による物販テナントとコラボレーション。農産物のほか、海産物、畜産物、食品、菓子、総菜、花、米、地酒、民工芸品などの販売を予定する。営業時間や定休日は現在調整中。

  IGRいわて銀河鉄道では、11月12日に地域の町内会などを対象にした新本社屋の内覧会を開催。同16日の始発から青山南口の利用を開始する。グランドオープンは同20日に行われ、午後3時から青山南口で関係者による安全祈願やテープカットにより、開業を祝う。

  菊池社長は「単なる本社移転ではなく、もちろん災害対応にしっかり対応できる体制を整えるとともに、IGR沿線に移ることで沿線の魅力を十分に引き出す拠点となる」と移転の経緯を話した。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします