盛岡タイムス Web News 2015年  10月 16日 (金)

       

■  〈希望郷へバトン 和歌山取材記〉@県勢の成績 いわて国体へ収穫と課題 総合16位で目標を達成

 

     
   ボクシング少年男子ミドル級を制覇し、表彰状を受け取る梅村錬(江南義塾盛岡3年)  
   ボクシング少年男子ミドル級を制覇し、表彰状を受け取る梅村錬(江南義塾盛岡3年)
 

 和歌山県を主会場に行われた第70回国体(紀の国わかやま国体)は6日に全日程を終了し、閉幕した。本紙では本県選手団の活躍と和歌山県での各種取り組みなどを振り返る。(全4回)

  県勢は男女総合(天皇杯)16位に入り、前年の長崎国体の37位から大幅に順位を上げ、目標の10位台を達成した。来年の第71回国体(希望郷いわて国体)を見据えた選手強化策の成果が実り、37競技全てに出場した。各競技の実力の底上げが進むとともに少年、成年とも初優勝や初入賞が続出し、得点の上乗せに貢献。来年の目標、男女総合8位以内も射程圏内に入り、総合優勝への期待も高まる。

  本県の出場選手は557人で、35競技に出場した2014年の長崎国体より123人の増となった。県勢は夏季・秋季が統一した06年以降では初めて、37の正式競技全てに出場した。

  競技別総合で長崎国体と比べ、カヌーとホッケーの2競技が躍進した。カヌーは盛岡地域の選手が活躍。五十嵐結衣(不来方高3年)、後藤可奈子(同)の少年女子カヤックペア200b1位をはじめ男女ともに快進撃をみせ、競技別総合で94点(長崎29点)を獲得した。ホッケーは不来方高の選手が半数以上を占める少年女子選抜チームがで2位、成年女子は3位入賞し、124点(同60点)をもぎ取った。

  入賞ゼロから一転、上位に入り得点を上げたのは柔道、剣道、フェンシング。柔道では県警、市内の高校教員などの選抜チームが成年女子で1位に。剣道は成年男子で4位に入賞した。テニスでは本多映好(岩手高2年)、松浦洸祐(同)が8位となり、少年男子では県勢初の入賞となった。

  ボクシングでは梅村錬(江南義塾盛岡3年)が少年男子ミドル級を制覇、陸上は各種目で入賞者が続出し、昨年に続き安定的な実力を発揮。一方で入賞点の高い団体競技では、入賞歴があるサッカーやハンドボールなどが影をひそめた。天皇杯8位以上の達成には団体競技の活躍は不可欠であり、来年の奮闘が期待される。

  本県の国体強化委員会では、選手強化の充実や指導者の資質向上を重点に、社会人アスリート支援や重点競技の強化事業を展開してきた。「飛躍期」となった今年、文字通り順位は大きく伸び、震災復興のシンボルと位置づける岩手国体での目標に向けた躍進の年となった。(山下浩平) 


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