盛岡タイムス Web News 2015年  10月 16日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉272 草野悟 宮古のメディア会送別会

 

     
   
     

 宮古の報道各社は、呉越同舟でありながら実にお互いを尊敬し交流を続けているグループです。当然頻繁に異動がありますので送別会は度々行われます。ほぼ全部の報道各社が集まります。全国的に見ても、こうした頻繁な会はめったにないのではと思われます。もちろん普段の仕事は「お互いけん制しながらしのぎを削る」と幹事役のIAT宮古支局の工藤さんは笑いながら話します。

  9月の末、1年半宮古に勤務した河北新報社の大友さんが本社(仙台)に異動となりました。正座しているのは、参加者全員が「送る言葉」を述べるためで、上座の金屏風の前で一人ひとりのお言葉を傾聴しているところです。高年齢の記者さんはあいさつが長く、青年記者たちはスキッと短くが慣例です。

  で、写真のやや長いごあいさつの方は、宮古市長の山本正コさんです。ウイットに富んだ話に会場は笑い声に包まれます。そのほんの一節を紹介しますと、「大友さんは市歌覚えましたか。まさか覚えないで異動するんじゃないんだろうね。歌ってみてよ」と催促しました。大友記者は、口をパクパクしながら、どうにか思い出そうと懸命でしたが不覚にも下を向いてしまいました。続けて山本市長が「宮古市歌を暗記したら戻っておいで」と激励です。さらに「大友さんの取材は膨大な時間を割くのだけれど、記事になるとすごくちっちゃい。ほんの少しの小さい記事。それでもありがたいけどね。宮古市民はそれでもうれしいんだよね」と激励なのか注文なのか分からないごあいさつに参加者一同拍手の嵐。素晴らしい「送る言葉」でした。

  山本市長は、6年間、この送別会は一度も欠席なしの皆勤賞です。地元マスコミや中央紙の記者さんたちも愛情あふれるコメントを送り、大友記者も恐縮しきりでした。山下清風の大友記者の返礼ごあいさつも抱腹絶倒、さすがに言語にたけている記者の皆さんたちでした。まとめ役の澤口さん、工藤さん、ご苦労さまでした。
(岩手県中核観光コーディネーター)
 


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