盛岡タイムス Web News 2015年  10月 19日 (月)

       

■  詩を朗読し献花 宮沢賢治の会 「岩手公園」碑前祭


     
  第46回宮沢賢治詩碑「岩手公園」碑前祭の参加者たち  
  第46回宮沢賢治詩碑「岩手公園」碑前祭の参加者たち
 

 宮沢賢治の会(森三紗会長)は18日、盛岡市の岩手公園・賢治詩碑広場で第46回宮沢賢治詩碑「岩手公園」碑前祭を開いた。同会関係者や市民ら20人余りが参加。詩の朗読や献花を行い、宮沢賢治の足跡をしのんだ。

  同詩碑の文語詩「岩手公園」は、賢治が死期迫る1933年8月22日に病床で清書し終えた「文語詩稿一百篇」の中の一作である。盛岡バプティスト教会の牧師だったヘンリー・タッピング氏とその一家について、盛岡の町の風景とともに印象深く描き込んでいる。詩碑は菊池暁輝氏、森荘已池氏ら「賢治の詩碑を岩手公園に建てる会」により70年に除幕されている。

  同日は参加者による文語詩「岩手公園」の朗読や詩碑への献花のほか、菊池暁輝氏が主宰した「宮沢賢治子供の会」の元メンバーによる詩の朗読、合唱などが行われた。元岩手大宮沢賢治センター長の岡田幸助氏は、南米ウルグアイで宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」を紹介したことを報告し、スペイン語での朗読を披露した。

  森会長は「この詩碑は読むたび感動している。『永訣の朝』『雨ニモマケズ』そしてこの文語詩『岩手公園』は、賢治の三つの名詩だという思いに到達している。これもひとえに皆さまや先達の方々のお力添えによるもの」と賢治の詩情をかみしめた。

  同日は碑前祭に続き、盛岡市大通の杜陵老人福祉センターで中央大名誉教授の渡部芳紀氏による講演会も開かれた。


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