盛岡タイムス Web News 2015年  10月 20日 (火)

       

■  空き家点検で良好環境 外部巡回プランを新設 アート不動産 長寿命化や危険防止に


     
  空き家を点検する同社管理営業課の山二翔太さん  
  空き家を点検する同社管理営業課の山二翔太さん
 

 空き家の増加が社会問題になりつつある中、アート不動産管理(櫻井澄男社長、盛岡市本宮)は26日から、「空き家サポートサービス 外部巡回プラン」を開始する。居住していない家屋所有者に代わり、専門スタッフが外観や庭などを月1回点検。家屋の衛生・防犯面の維持管理を行う(税別月2千円)。

  総務省の住宅・土地統計調査によると、全国の住宅総数に占める空き家率は過去最高の13・5%(2013年10月時点)。

  同調査による県の空き家数は7万6300戸。全国では820万戸と、5年前より63万戸増加。転勤や相続のほか、入院や高齢者福祉施設の入所による空き家も増えている。

  放置された草木の越境や外壁の損傷、害虫被害など14年度、同市に寄せられた相談数は125件。今年度は9月時点で136件と増加。

  管理不十分な家屋はごみ投棄や不審者の侵入、放火の危険性も増え治安や景観の悪化など、近隣への影響も懸念される。

  同社は昨年10月から建物内外を点検する内外装プランを始めている。今回、外観のみのプランを設けた。1戸約1時間をめどに▽ポスト内の整理▽建物外観や庭の環境チェック▽防犯設備の点検―などを行い、写真付きの報告書をメールか郵送で送る。建物前に専用看板も設置し、クレームの一次対応も行う。同社約20人体制で、被害や危険の未然防止に努める。

  同サービスで建物の資産価値を保持し、街の良好な景観につなげる作用も期待できる。同社の櫻井大介専務は「定期的に手入れを施せば、建物寿命は確実に伸びる。好感を与える街づくりのため、所有者の協力を請う」と思いを込める。

  同社の管理営業課の山二翔太さんは「所有者の認識のないまま被害が深刻化するケースがある。地域の一員としての意識を持ち、快適で住みよい街にしましょう」と呼び掛ける。

  対応エリアは、同市、滝沢市、雫石町、矢巾町、紫波町。内外装プラン(戸建て同4千
円、マンション同3千円)は換気や通水、雨漏り確認なども行う。草取り・剪定(せんてい)、不要物の撤去などのオプションも用意。問い合わせは同社(電話601―5094)まで。


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