盛岡タイムス Web News 2015年  10月 25日 (日)

       

■ 郷土の歴史を舞台演劇 最後の学習発表会 地域住民も伝統芸能 今年度で閉校の川目小

     
  劇「川目の里の物語」で地域の歴史を演じる川目小の全児童  
  劇「川目の里の物語」で地域の歴史を演じる川目小の全児童
 


  盛岡市立川目小(村中ゆり子校長、児童7人)で24日、最後の学習発表会が盛大に開催された。児童たちは学年の枠を超え、同校を訪れた保護者や地域住民ら約80人を前に熱演。開校から140年を迎え、今年度限りで閉校となる同校最後の学習発表会を成功させた。

  2年生の児童3人がかわいらしいハロウィーン衣装に身を包み登場し、発表会の開会を宣言した。

  演劇では、川目地区の歴史を紹介する「川目の里の物語」を披露。児童は1人で複数の役を受け持ちながら、盛岡に初めて電気を送った宇津野発電所や、一晩で川に橋を掛けようとした天狗(てんぐ)の伝説、江戸時代の力士の物語などを鮮やかに再現した。また、全校児童が7人であることにちなみ、それぞれが虹の各色のシャツを着て、合唱と合奏、さんさ太鼓を行った。

  吉田理々花さん(6年)は「多くの人が来てくれてうれしかった。合奏は練習ではうまくいかないところがあったけど、本番では上手にできた。今まで参加した学習発表会の中で一番の出来だった。最後を素晴らしく飾れてよかった」と充実感を味わった。

  吉田來未さん(4年)も「声を大きくしたり、口をしっかり開けて話したりすることを心掛けて練習してきた。少し緊張したけれど、せりふも間違わずしっかりできて楽しかった」と感想を語った。

  最後の学習発表会を彩ろうと、地域住民らが伝統芸能の簗川高舘剣舞(市無形民俗文化財)を披露した。同校OBの佐々木智也君(同市立河南中1年)と隆宏君(同3年)の兄弟も踊り手として参加し、花を添えた。川目小を前年度卒業したばかりの智也君は「在校生は去年より大きくなっていた。閉校は残念だけど、残りの川目小で過ごせる時間を楽しく過ごしてほしい」と話していた。

  村中校長はあいさつで「子どもたちはきょうのため、一生懸命心を合わせて努力してきた。一人ひとりがそれぞれの色を輝かせ、チームとして虹色に輝いている。140年の最後の年に、学年の枠を取り払って全ての演目を全児童で取り組んだ。今回の経験が子どもたちにとって宝物になれば」と話していた。


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