盛岡タイムス Web News 2015年  10月 26日 (月)

       

■  ラピアス電機(八幡平市) 森の香りに技術力 リエゾン―Iで産学連携 LAPIAS(精油)を開発


     
   豊かな自然の恵みから生まれた5種類のエッセンシャルオイル(精油)  
   豊かな自然の恵みから生まれた5種類のエッセンシャルオイル(精油)
 

 電気機器製造のラピアス電機(八幡平市平舘、福勢慶昭社長)は1日から、北東北の森林材料を活用したエッセンシャルオイル(精油)「LAPIAS」の販売を開始した。同オイル事業は2月、岩手銀行らで構成するいわて産学連携推進協議会(リエゾン―まき)の育成資金の適用を受け、県内の大学と共同し進めた。適用を受けた6社のうち、いち早く商品化に成功した。

  同社の設立は1960年。約10年前に自立事業への転換を目標に半導体・電子部品の製造機械の開発などを開始。2013年、オイル事業に着手した。

  精油はアロマオイルとは異なり、植物の中の芳香物質のみを抽出する100%天然オイル。植物が持つ鎮静・ホルモン調整・抗菌作用・鎮痛などの効用があり、欧米では医療品に分類される。

  同オイルは、北東北で採れた針葉樹林などを使用。アオモリトドマツ、アキタスギ、ナンブアカマツ、クロモジ、ニオイヒバの5種。

  製造方法は、熱水水蒸気法を用いてオイルを抽出。ろ過と精製後、酸化を防ぐために瓶に窒素封入する。

     
  ラピアス電機の福勢慶昭社長  
 
ラピアス電機の福勢慶昭社長
 


  福勢社長は「どんな商品でも、ものづくりのプロセスは同じ。製造工程すべてに、同社の機械設備と生産技術が生かされている」と自信を見せる。「身体に触れる商品は安全性が最も重要」という方針の下、岩手大と県立大に成分、効能分析を依頼。品質の裏づけと製造内容を明記し、差別化につなげた。

  7月末、中津川河川敷の納涼桟敷で商品の効果を披露した。防虫作用のあるオイルを加湿器で漂わせ、効能に評価を得た。福勢社長は「人の集まる場所は匂いが発生しやすい。防臭効果とリラクゼーション作用は、あらゆるサービス業に活用できる。少量ケースや土産用などをつくり販路を広げる」と意欲的。

  今後は首都圏や関西圏に販売エリアを広げ、化粧品開発も考案中だ。将来的には生産ライン見学やセラピー体験などを行い、北東北のアロマ産業の拠点を目指す。

  オオバクロモジとナンブアカマツは5_g税別5千円。ほか3種類は同3200円。10_gや30_g入りなどもある。購入は同社ホームページ(http://www.rapias.co.jp)まで。問い合わせは同社アロマ事業部(電話0195―74―2261)まで。


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