盛岡タイムス Web News 2015年  10月 30日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉274 草野悟 日産わずか10本のヨーグルト


     
   
     

 宮古市内から車でわずか15分程度。国道45号の樫内から未舗装の山道を5分ほど上ると、自然のままの広大な牧場がパノラマ写真のように眼前に広がります。牧場からは遠くに光る海も見えます。山々をまったく手を付けず、アップダウンの激しい地形そのままで、自由に乳牛を放し飼いにしています。出産も自然のまま、牛舎ではなく気に入った場所で勝手に産みます。「しあわせ乳業牧場」です。経営者は若き野生児、佐藤力君です。とにかく動物が大好きで、真っ暗になった満天の星空の下で牛たちと夜を明かすこともたびたびです。でもこの野生児「ジビエは苦手で。どうしても熊や鹿肉は食べられません」と。

  動物愛護の心からか食わず嫌いかは不明ですが。この牧場で「最高のヨーグルト」と自負する「GY」という商品ができました。一日わずか10本。すべて東京の百貨店に出荷しますので、県内で入手することは力君に甘えるか、ネット注文以外方法はありません。で、私は入手しました。「GY」は、グリークヨーグルト。ギリシャヨーグルトとも言います。水分を抜いた固めのヨーグルトで、欧州などではこの手法が主流だそうです。少し固めなので、パンに塗っても、野菜スティックでも、いろいろ使えます。三陸鉄道の女子会でみんなと一緒に頂きました。口々に「すごーい」「たまらない」「うまーい」を連発していました。

  狭い牛舎に入れずに、のびのびと育てている牛さんたち。そこになんと、奥中山の「三谷牧場」から嫁いできたジャージー牛さんが2頭いました。力君「大事にしないと雅子さんに張り倒される」と苦笑い。とっても大事にしていました。間違いなく本物の牛乳「四季むかしの牛乳」はこうして生まれるのですね。納得です。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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