盛岡タイムス Web News 2015年  10月 31日 (土)

       

■ 谷藤市長 連携中枢都市を宣言 盛岡広域圏で形成へ 全国8番目 東日本で初

     
  盛岡市議会の議場で連携中枢都市宣言する谷藤裕明盛岡市長  
  盛岡市議会の議場で連携中枢都市宣言する谷藤裕明盛岡市長  


  盛岡広域圏における連携中枢都市圏形成に向けて盛岡市は30日、要件の一つである連携中枢都市宣言した。宣言は圏域の中心となる連携中枢都市が、国の要請に基づき近隣の市町を含めた圏域全体の経済のけん引等において中心的な役割を担うとともに、当該市町の住民に対して積極的に各種サービスを提供していく意思を示すもの。同市の連携中枢都市宣言は全国で8番目、東日本では初となる。

  同市は今後、2016年1月までに各市町議会における議決を経て、広域各市町と連携する分野などを定めた連携協約を締結。その後、同3月までに具体的な取り組みを定めた仮称盛岡広域連携中枢都市圏ビジョンを策定し、広域圏における連携に向けた事業を具体化させていく。

  全国的に人口減少、少子高齢化が進む中、盛岡市、八幡平市、滝沢市、雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢巾町で構成する盛岡広域圏でも同様の課題があり、経済活動や地域コミュニティー活動の停滞など、生活のあらゆる場面で大きな影響を及ぼすことが懸念される。盛岡広域圏ではこれまでも盛岡広域首長懇談会を設置するなど、企業誘致や消費者相談など共通課題に対し、連携を深めてきたが、連携中枢都市圏を形成し、さらに圏域の一体的な発展を図る。

  30日は市議会10月定例会の本会議の最後に谷藤裕明市長が登壇し、宣言文を読み上げた。宣言では、豊かな自然と観光資源に恵まれ、質の高い農畜産物が作られ、長い歴史の中で数多くの伝統と文化が育まれ、高等教育機関や研究機関など高度な都市機能が集積し、北東北の交通の結節点として多くの人が交流する盛岡広域圏の特長を挙げ、本県全体の活力の向上に寄与しているとした。

  その上で「盛岡広域圏がこれまで培ってきた広域連携の実績と圏域の特長を最大限に生かしながら、将来にわたって一定の圏域人口を有し、社会経済を持続可能なものとしていくための拠点を形成する好機。盛岡市は連携中枢都市としての都市の求心力をより一層高め、圏域全体の経済成長のけん引と高次都市機能の集積・強化、圏域全体の生活関連機能サービスの向上を図り、圏域の一体的な発展における中心的な役割を担う」と宣言した。

  谷藤市長は、宣言後の取材に「広域の皆さんと連携を図りながら中心としてその役割を果たし、将来にわたってこの盛岡広域が持続可能な発展をし続ける地域に作り上げていくことが大切。これからも力を合わせて頑張っていきたい」と話し、広域連携の一層の促進に向け取り組みを加速させる考えを示した。


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